新職場での初忘年会

4月に転勤し、新しい職場での初めての忘年会。
服薬の関係もあり、極力飲み会には参加せずに来たこの1年足らず。
何しろ、美味しきお酒を飲めるような雰囲気、関係、
そういうものとは無縁の慇懃無礼な付き合いであったり、
腹の探り合いにも近い仕事上の飲み会であったり、
義理で付き合わなければならないものが多すぎる昨今。
アルコールは御法度を自分に課している。

今日もその範疇からは漏れないのだが、
周囲からは付き合いの悪い人間だと思われているだろう。
しかし、1時間以上も掛かって飲んだ後に家に帰る。
駅からのバスもなく、タクシー代を払って帰る、
飲み会の費用プラス往復の交通費、それは馬鹿にならない。
子供を育てている、そして単身赴任家庭で新幹線代その他、
色んな部分で倹約したいものがあるとすれば、交際費。
どうでもいい付き合いを極力減らして、節約。
それが金額的に一番大きい。

淋しい人間と言ってくれるな。
色んな面で収入がガタ減りのこの数年、
給料ボーナス軒並み削られて、昇進した分はプラマイ零の数年。
子供の塾・習い事、毎月馬鹿にはならない。
中学生の娘と出かければ交通費も大人2人分。
たまの楽しみの外食も減らしている。
そうやって、削りたくない自分の楽しみの分は確保。

付き合いの飲み会に1度行くと、
レディスデーで映画が10本観られる計算。
せこいかな、せこいかもしれないけれど。
若い人、それなりに関係を強固に持っている所に、
割り込んでいくのに躍起になる年齢でもない。
ただ、忘年会は各部署全て参加だから、
それはそれ出来が楽で、出席しやすい。
新しい職場の雰囲気や各部署の関係も良くわかる。

結論から言って、今まで参加した忘年会、
過去10年間の忘年会の中で、ベストに近い和やかさ。
各部署の芸達者な演出に驚かされた。
しかし、こういう楽しい宴会の中にも、
絶対に（毎年毎回）顔を出さないメンバーも居るわけで。
これはこれで、一波乱在りそうだと思わせる、
そんなことも感じてしまう自分が居る。
まあ、ビンゴで当たった肩凝り用温湿布で満足しておこう。