プチ女子会

娘の週に１度の通塾日、月曜。
送る前に軽く夕食。塾は18:45から22:15まで。
途中、もちろん休憩はあるが、英数の２科目。
お迎えに行き帰宅して、22:30過ぎ。
育ち盛りの娘、空腹を訴えるので、再び軽く夕食。
いや、これは夜食か。

一緒に付き合う私も食べるので、（食べてしまうので、か）
親子二人にとって「月曜は危険な夜」と言えよう。
食べなければいいのだが、そういうわけにはいかない。
あれこれだべりながら過ごす、プチ女子会の親子の時間が貴重。
しかし、肝心なことを話さない娘。
小学校時代から連絡帳どころか、忘れ物もそこそこ、
いい加減な所は親譲りと言われればそれまでだが、
どう考えても娘は輪を掛けて･･･。

プチ女子会で盛り上がるのは、本業に関係無いことばかり。
勉強とか、仕事とか、学校とか、そういうものに関してはタブー。
そんな雰囲気でどうでもいい話題、TV番組、読みたい本、
噂話、朝ドラの話題。例えば「ごちそうさん」の主人公の話。
嫁ぎ先のこわーい姑、違った、小姑に当たる義理の姉との確執、
夜の11時から再放送されるBSで見る朝ドラを見て、あれこれ。
それだけで帰宅後の貴重な時間が過ぎていき、
親子の会話というと美しく聞こえるが、ただのダベリング。

風呂の時間はずれ込み、無駄な追い炊き、ガス代にひびく。
夜食で太る、親子揃ってカロリー摂取過多。
ワイドショーは見ないけれど、朝ドラの展開にわいわいがやがや。
「雨夜の品定め」ではないけれど、そんな話はまだ先か、娘や。
人の悪口でもなく、他愛もなく話をして、
肝心の連絡事項だの書類に印鑑を、などは朝の忙しい時に、
忘れていたの、今日中だのと大騒ぎになる。

けれども、月曜の通塾日、週に1度は夜遅くにプチ女子会。
そんな様相を呈するキッチンの片隅、夜食を前に、
のんべんだらりと過ぎていく、貴重な親子の時間よ。
母と娘のプチ女子会よ。
優しい時よ。

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