Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

愛車とは別れられない

大阪にはどんどん新しい場所が出来ている。
京阪中之島線終点で見た夜景は、定年まで指折り数えている毎日
(ちょっと気が早すぎるか)とは異なる世界。
お洒落でスタイリッシュな雰囲気の店と、少々雑多すぎる牡蠣小屋。
西洋的な顔と日本的な場が共存する場所だった。
かつて敷居が高かったホテル、乗り換え乗り継ぎに少々不便なこの場所。
昼間の景色も見たい。


そんなことを考えながら大阪市内から戻ってきた一昨日夜、
帰宅途中にも微かな異音を聞いたが、何事もなく無事帰宅。
昨朝出勤途中信号前でエンジン停止。
JAFと警察、ディーラーの世話に。


結局エンジンを分解掃除し、修理する予定。
この御時世、新車の選択もあったが、追突されることもなく信号で停止、
私を守ってくれた車に感謝。後しばらく乗りたい。
少なくとも、10年以上は乗っているけれど、
10万キロ以上は走っているけれど、新車の選択は今のところ無い。
消費税云々を考えても、思い出が一杯の今の車を修理して乗る。
乗りたい。もう少し乗り続けたい。


家人とも相談して、出費を少し持って貰うことに。
もう、車は影の自分のようなものだ。
家人の車に乗る時は、安心して居眠りできるように、
自分の車を運転するということは、自分の服をもう一枚、
別の意味で着て歩いているようなもの。


自分のもう一つの手足のような存在を、切り捨てることは、
安易に不調だからといって、切り捨てることは出来ない。

壊れかた指南 (文春文庫)

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佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)

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