Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ケーススタディ日和?

午前中、家人と娘と過ごす、「シュレック3」で。
ランチはお気に入り、ベトナム料理「ビアホイ」。
娘と家人は市立科学館のオムにマックスへ。
私は勉強会とケースの2本立て、ちょい忙しい1日。


9:00 出発。9:50 映画 12:00 ビアホイ
14:00〜16:00 勉強会。
17:15〜19:00 ケースカンファランス。
20:00 買い物 21:00 帰宅。
この後がいけない。真夜中1時過ぎ、入浴。
疲れていたのか、朝までそのまま。
うーん、日常生活内における惰眠的水死体状態。
いつもは夜明けには布団に潜り込めるのだが。


扱ったテーマが重かったせいかしらん。
どっと疲れが出たのかも。
何しろ女性の体、病気を扱うことに関して
医療関係者ではない素人が、質的調査とまでは行かないまでも
意見交換。アンケートなどの量的調査よりも、そう・・・。
生(なま)の体験談を直接受け止めることは、重い。

ひとがひとをわかるということ―間主観性と相互主体性

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エピソード記述入門―実践と質的研究のために

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初日、シュレック3

ネタばれ注意。とにかく、初日からシュレック3だ。
朝もはよから家事をこなし、家族をせっつき、朝一の吹き替え。
シュレックの残席、28が点滅する。まん前のかぶり付き。
こんな所で見る羽目になろうとは、シュレック3。
でも、販促グッズのサービス品、シュレックのサンバイザーを
配っているお姉さんは優しいし、着ぐるみシュレックも優しい。
娘は一杯握手をしてもらってご満悦。


着席すれば、子供向けのCMフィルム。やっと終われば・・・、
お懐かしい緑色のシュレックとフィオナ姫。
お懐かしい、それが今回のキーワードかも。
ともすれば、ディズニーに敬意を表しながらも、
キャラクター使用独占利益の為に、
著作権を死後50年から70年に引き伸ばした云々を
皮肉りたかったのかと思うくらいの内容。


おとぎの国の住人たちは従来のアイデンティティの崩壊、
もしくは改竄、いや改変を求められているというか何というか。
とにかく今までの自分であってはならない、
今のままであってはいけない、新たな自分を見出す、
もしくは本来の自分を見出すべき、又は創るべきだと
せっつかれているかのような感じを受ける。


そう、ミッションは何か自覚せよ! と
怪しげな集団催眠に掛けようとしているのか、チャーミング王子。
自分のマザコンを治す前に、他人の幸せを羨み、
周囲を引っ掻き回す、境界性人格にも似た芝居がかった生活、
いい加減に止めろよ、と言いたくなるような展開。


本来の自分を見出すべく悪戦苦闘、いや、それは、
単に現実を把握できていないだけ。
いつの日か白馬の王子様が現れて、幸せになる?
シンデレラ・コンプレックスならぬ、
自分こそが本当の王子だ症候群。
幼児期に「橋の下で貰われてきた子」だと脅されていないだけましか?
妖精のゴッド・マザーの魔法のお陰で、実力が無いまま育ち・・・。
本来ならば自分は「貴種」であって、「流離譚」の変形とばかり
「仮の姿(本来)」の大根役者を演じ続ける、チャーミング王子。
いやあ・・・、凄いね。


お姫様たちは、いつまでもお姫様ではいられない。
歌声の代わりに雄叫び、優雅な仕草の代わりに頭突き蹴り上げ。
王国の混乱を見ずに死んでいった、蛙の王様が一番幸せ。
順当に本来の姿で亡くなったものね。
名君アーサーが、ランスロットに王妃グィネヴィアを寝取られた
下世話な構図を逆手に取った、アーサーの負け犬ぶりと、
ノイローゼの魔術師マーリン先生のお馬鹿加減が見事。


精神分析やメンタルトレーニングに明け暮れる、
セレブなステータス重視のアメリカ。
もしくは外国に戦争を仕掛けながら、
本当は悪人ではいたくないと魂が叫んでいるとでも?
視野を得られない悪役一つ目鬼でさえも、
「こんないい娘を授かって」と子供に頬ずりすれば、
鬼にも子供がいるんだ、と周囲をホロリとさせる。
古典的なテクニックで、物事を煙に巻き、問題をすり替え、
口先八丁で何とか丸く治めればどうにかなる、ドタバタの典型。
シュレック3・・・。面白くなかった。

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