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成功の反対は?

昨日、とある本の出版記念パーティに顔を出した。
仕事山積みのこの時期、少々遅刻したが、何とか間に合い、
本の内容に関係ある寸劇を楽しみ、講演を聴き、会食し、歓談した。


慌ただしい日常の中で、ある意味仕事を離れた
          (しかし、繋がっている)付き合い。
職場とは異なる世界を、心意気を、意気込みを、
夢を感じさせてくれる世界。
学ぼうとする人がいて、それに応えようとする人がいる世界。
自分にも、まだまだやれることがあると思わせてくれる、
元気を分けてくれる場所。
自分自身を再構築し、見つめ直すこともできる場所。
人を迎えるということ、支えるということを考えさせてくれる場所。
「まだ、遅くない」「これから」と前向きになることを、
自分から動こうとする人を、そんな自分を認めながら、
ゆっくり歩むことを、受け止めてくれる場所、なのだ、きっと、ここは。


ここは、「成功の反対は、何か?」という、問いかけのある場所。
ここは、「愛情の反対は、何か?」という、問いかけのある場所なのだ。


栄養士の先生が、心を込めて用意してくださったテーブル。
ちなみに、会食のテーマはFood makes your body
肉も魚も使わない、オーガニックなメニューの数々。
古代米を使ったポリフェノールたっぷりの押し寿司。(大阪らしいね)
グルテンバーガーの豆腐ワンタン、グルテンミートのゴマ揚げ、
かぼちゃスティック(青紫蘇香りとレーズンの甘みがうれしい)
レンコンと銀杏のきんぴら、鶏肉唐揚げそっくりのタプロ。
さっぱりとした、すだちのドレッシング添えきのこと大根のサラダ、
具沢山のさつまいもスープ(豆乳と押し麦の食感が決め手)、
お月見ポンチ(アワ入り白玉団子)などなど。
ビールも出ていたけれど、車なので飲めなくて残念。
最後は、著者に花束と記念品をお渡しして、記念撮影


手作り感覚あふれる、穏やかな会だった。
顔見知りとも、初めての人とも、共に過ごすことのできる心地良さ。


でも、この会をどんなふうに演出し、どうくつろいでもらえるか、
どんなふうに、本の内容を受け止めてもらおうか、
心を砕いているのが良くわかる。そういう世界から遠く身を置いていると、
「人に迎えられる」ことが、如何に新鮮な世界なのか、
「人を迎える」ことが、本来「心を込める」はずのことが、
成されていないか、職場を振り返って、実感してしまうから。


さて、講演で聞いた5つの質問です。いかがですか・・・。
・自分には「こうなりたい」という夢があるか?
・仲間・家族・恋人など、大切に思っている人がいるか?
・やりたいのに、「自分の感情」からやらないことがあるか?
・自分の人生において、やることに価値があることをしたいか?
・自分の人生に敬意を払っているか?


きっと自分の人生に敬意を払える人は、
      相手の人生に対してもそうだと思う。
人を、ないがしろになんか、しないんだろうな。
自分の家族に対しては、どうか。甘えているなあ、これは。
職場では、どうか。そして・・・。


成功の反対は、失敗ではない。自ら意思決定・選択することを避け、
問題を先送りすること、先延ばしすること、
愛情の反対は無関心。自分にも他人にも何の感情も持てなくなる。
むろん敬意も、敵意も、持ちようが無い、虚ろな心、虚ろな価値観。
そうならないために、私は、時々立ち止まる。
自分を好きになれるように。自分が自分を好きなように、
相手も好きになれるように。自分を大事にしたいのと同じくらい、
相手も大事にできるように、ね。

成功と目標達成のための実践的思考法

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