入院顛末9/26(火）

9/26（火）入院顛末

再び朝一から血液検査。うとうとしたかなと思うと、朝だ。
夢の中ではいつもものすごく動き回っている。あちこち出かけたり、
探検･冒険風の物語が多くて、何かを一生懸命にやっている。
夢の内容はさっぱりも思い出せない。
あんまりベッドでじっとしているから、動く夢ばかり見るのだろうか。

朝食。おお！　鯛味噌のついた重湯。何だか豪華な気分。
牛乳は冷たいので、おやつの時間までとっておこう。
朝、１時間だけネット。1時間150円できっかり切れる。
テレビカードから引き落としになる。実は自宅から持ってきた
無線のLanカードだと、H−HOSPITALを提示する。
むろん、KEYが無いから入れないのだが･･･。

外来が始まる前に、いつでも少しだけ顔を見せに来る、主治医の先生。
検査結果を言わずにいっちゃった。夕方は最後の抗生剤の点滴だから、
良くなったに違いない。それにしても、大学病院は判で押したように、
12時間に誤差30分以内かって感じで、1日2回抗生剤だったけれど、
ここはけっこう大雑把に入れに来るなあ。巡回のついでって雰囲気。
まあ、8、9時間ほど空ければいいんだけれどね。

ルートの差し替えで手術が無しになったから、20よりも大きい
細い針に差し替えて左手に替わって、利き手が動かしやすくなった。
でも、細いと点滴が停まりやすい、腕のほんの少しの向きで。
逆流した赤い管を眺めていると、なかなか溶けていかないので、
思わず「試してガッテン」じゃないけれど、ドロドロ血液を連想。
体の中でこんなふうに血栓作ってるんじゃないだろうなと
一瞬マイナーになった。いや、点滴落ちてこないよー。コール。
看護師さん、そんなにリキ入れて、ヘパ入れないで、腕痛いー。
怪我した時はすぐ固まる「いい血」なんだと、思っておこう。

午前中からPTの先生と一緒に廊下を回る人、ベッドで運動する人、
MRIに行く人、体を拭いてもらう人等など、活気があること、ここは。
賑やかな中で、ぽつんと取り残されている私。うーん。
普段は7割がた立仕事だから、体力が落ちて行きそう。
なのに昼御飯も完食。食欲は有る。何にもしなくてもお腹がすく。

面会時間に関係なく、けっこう人の出入りが激しい。
どうしてもカーテンを引いて籠ってしまう、廊下側のベッド。
やっぱり、あんまり外から見られたくない。
夕食後、点滴は最後の抗生剤。５日間で終わって良かった。
明日からは経口服薬、お食事はおかゆになるかな？
ここの食事は、おだしが利いていて、とっても美味しい。
夕食の冬瓜と三つ葉のお吸い物、嬉しかった。
宮城県人２世の私は、白味噌より赤味噌が好き。
でも、「お澄まし」がもっとも好きなのよ♪

２０時過ぎ　仕事上の重要な確認事項を思い出し、メール。
思い出すのが遅かった。明日確認の電話をしなくては。
考えただけで、下腹部がキューっとなった。
やっぱり、これがストレスか？　うううう。

私の部屋はどこでしょう。あ。ここでしたか。良かった。
私、忘れてしまって。あ、もう夜でしたか。ありがとうございます。
せんどーさん、せんどーさん。助けてください。せんどーさん。
どうか、助けてやってください。（まさか、三途の川の夢じゃないよね）
おとーさん、おとーさん。（父親じゃなくて、夫に対してだよね）
みずな、たけましたで。みずな、たけましたで、おとーさん。
こども、おるんか。こども、助けたって、こども、な。
ありがたい、みなさんのおかげでよくなって、ありがたい。
ありがたい。かんごふさーん。かんごふさーん。
まだ、いけるんか。そうか。うんてんしゅさーん、おろして。
いたいなあ。いたい。いたいなあ。まだ、いけるんか。

静かで賑やかな夜。一人眠れないまま、みんなと一緒にいる部屋。
みんな、言いたい事が一杯あるんだね。
眠っていても、あるんだね。心の中にあるんだね。
私も、いつか、こんなふうになるんだろうな。
誰が、一緒にいるんだろうな。