Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ストレスドック

春に職場で申し込んでいた、ストレスドックの受検日が今日。
退院してからほぼ2週間後、ファイバーから1日置いて、とはね。
これってタイムリーなのか、天の配剤っていう奴なのか?
13時からのため、午前中から職免にはできなかった。
だから、目いっぱい仕事して、昼食抜きで出かけた。
各駅停車、乗り換え乗り換え乗り換え、何て職場から遠い。
ほぼ、片道2時間、疲れた。ここまで、来るのに。
原則一度しか受けられないから、試してみたかったけれど、
まさか、半年、まさかこういう時に受けることになるとは、ね。


予め書いた問診表、お決まりのTEG、睡眠質問票、
GHQ60精神健康調査票、ピッツバーグ、アンケート2種類、
身長体重血圧、血液検査、脳波測定、
心理面接、医師面接、ミニ講義、自律訓練法。ま、こういうものか。
検査の合間に昼食を買いに出る。見知らぬ町、見知らぬ通り。
終わるととっぷり日が暮れて、駅の方角がわからないくらい。
なんだか、家内制手工業みたいな雰囲気の場所。


何度測っても、いつもより高めに出る血圧。
3分で寝ている脳波、やっぱり睡眠不足なんだな。
リクライニングなんかに座ると、もう立つのが嫌になる。
体は正直だ。まだまだ本調子じゃないから。
以前と余り変わらない、CP優位の逆N型。
おまけに、いつから私はタイプAになったのよ。信じられない。17/30。
休息が必要だ、内科的疾患に関してはセカンドオピニョンを求めよ、
病院を変えて再検査をしてみよと、ここの医師に言われた。
が、そんな時間があるなら、最初から体調は崩さない。
仕事も家庭も手抜きになる。もはや、なっている。


今、一番休む時なのだと言う。わからない奴はほっておけと言う。
相手にするなと言う。それができれば、苦労はしないのだ。
長距離走を、短距離走のように走るなと言う。
うん、お決まりの台詞だなあ。
今が、正念場だから休まなければ駄目だと言う。
充電期間を持てと。
ドクター、わかっている。でも、できないんだ。


疲れているから? 誰が診断書を書く?
入院しても、医師が書かない診断書を? 書いてくれない診断書を?
2週間ずつでは交代要員は申請できない、
1ヶ月単位で無ければ、管理職は動かないし、動けない。
入院2週間、自宅療養2週間の診断書が、仮に貰えても、
後からの追加では、何の役にも立たないと主治医に訴えても、
「そういう職場がおかしいのだ」としか言ってもらえないのに? 


体を壊すとは思っていなかった。ほぼ同じペースで仕事をしていて、
特に加速したつもりは無かった。
家人に関しても、自分や娘に関しても、
ライフイベントは、余りにも多すぎたとは思うけれど。
でも、病気になった事が私のミスだとしたら、それは認める。
事実だから。


ストレスドックのドクターが、休息の必要性を説いている間、
疲れた、乾いた笑顔だけが広がる、私。
疲れていても、いつも以上に仕事をしていること自体が、
ストレスが溜まっている証拠だと言う。
もっとたくさん話さなければ駄目だと言う。しかし・・・
吐き出してしまえと言う。(だから書いている)


そうか、走り続けたいという事は、無意識に壊れたいという事か。
まあ、その危険性は、無きにしも非ずだな。
なるほど、体は正直だ。
今日は、「休息を取れ」を何度、言われたことか。
笑いたくもなっちゃうよ。


仕事をしながら体を休めることなど、できるはずが無い。
診断書は出ない。それが専門職の判断なのだから、
受診後翌日、ほぼ緊急同然で一旦入院してしまえば、
別の医師の診断書を手に入れることなど、できやしない。
医師が判断するのは、患者の背景を鑑みた休養期間ではなくて、
主治医の認めた期間は、急性期の症状を病院で取る間のみ。
消化器外科の医師は、精神科でも心療内科でもない。


それとも、病院さえ変われば、無理して出勤しなくても十分な、
交代要員申請可能な1ヶ月を、書いてもらえるのものなのか?
そういう世間様なのか? 私には、わからない。
おそらく、疾病利得を得るのではないかと危惧する余り
安易な期間延長をしないという事もあるだろうし、
急性期の症状を取るのに、必要以上の時間がかかると
病院の診療内容を疑われるような惧れのある
加療期間を記載しないのが普通なのだろう、としか推測できない。


診断書がない限り、病休は取れない。
有給休暇を使う、働く母親は、職場には殆どいない。
それは、子供に何かあった時のために使うものだ。
授業参観や、予防接種や、その他諸々。
自分のために使うことなど、殆どありはしない。
強くならざるを得ないじゃん。


フラガール」の中でも言ってたよね。
「女は強いなあ」うーん、でも、単に強いんじゃない。
そういう役割が、否応無しに、覆いかぶさっているだけ。
「プロは泣くな、笑え!」ってね。


自分でもわかっている。乾いた笑顔でいることを。
潤いが足りないのは、お肌だけじゃないってことを。
でも、十分気分転換して、仕事をしている方なの、
今、これでも、けっこう気分転換できている方なのよ・・・。
決して退化につながる現状維持には、なりたくない。
落ち込みから、立ち直る速さは、
昔と比べ物にならないんだけれどなあ。

ストレス一日決算主義 (生活人新書)

ストレス一日決算主義 (生活人新書)

ストレス・マネジメント入門―自己診断と対処法を学ぶ

ストレス・マネジメント入門―自己診断と対処法を学ぶ