寒風と日差し
晴れ渡る空、久々に布団干し日和。しかし、風は冷たい。
この家(家人宅)に引っ越してきて夏から秋、冬へと突入。
さすがに社宅のアパートといえど、部屋の中は18度。
その代わり、結露がひどい。これは埼玉の家では見なかった。
私の家は、築○十年の、釘を使わずに建てられた家なので、
ガス中毒になることはありえないが、壁の隙間からは外が見え寒い。
さて、12月という季節柄のせいか、私もクリスマス柄にしたのだが、
昨日初めて気付いた。このスキン、アニメーションになっている。
流れ星が飛ぶのだ。気が付いていた?? どうか一度ご覧になって下さい。
あちこちのブログでも模様替えして、冬柄X'mas柄になっていて
巡回するのも楽しい。こういう楽しみ方もあるのですね。
街中で、ショーウィンドーの飾り付けやイルミネーションを楽しむ、
あの感覚に似ている。ちょっと、不思議。
今朝方の読売新聞、書評欄に諸星大二郎。懐かしい。
殆ど全巻持っている私だが、何しろこの人は寡作だ。
ファンは多いと思うが、かなりマニアックな世界、独特の世界を
描き出すので、万人受けのタイプではない。
その方を写真付きで朝からお見かけするとは思わなかった。
「本よみうり堂 空想書店」の12月の店主、諸星大二郎。
手塚治虫文化賞を戴く人だ。興味のある方はどうぞ。
高校時代、彼の作品を読んだ時には、衝撃。
文化人類学と歴史が渾然一体となって、SFとして存在。
この設定には、全く驚かされた。まあ、絵柄も独特だが。
SFは科学だと思っていたから、尚更ガツンと来たのかもしれない。
アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』、夢中になった。
眉村卓、筒井康隆、星新一にも熱中・傾倒はしたが、
衝撃や強い驚きは、なかった。
光瀬龍『百億の昼と千億の夜』を原作とした、萩尾望都の漫画には
ほう、と唸った記憶はある。
(話は飛ぶが、萩尾望都の『バルバラ異界』は
今年のSF大賞受賞作だから、ぜひみんなにも読んでほしい)
http://www.sfwj.or.jp/list.html
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しかし、諸星大二郎は思春期の文学少女の知的好奇心と学問への目覚めを
それまで読んだ作家漫画家とは、別の角度から刺激する人だった。
その人が、メディアに顔写真さらして出ている。これだけでもショック。
何て言っていいのか、うまくこの気持ちを表現できないんだけれど。
山積の仕事。家族や自分の体調。健康管理。通院予定。
あ、12月からの新しい健康保険証に切り替え、忘れてた。
予定。したいこと、しなければならないこと。
知りたいこと、調べねばならないこと、あれこれ、山積み。
そんな谷間の中で、エアポケットに落ちるように、一つの記事から
私の心はかつての「心の聖域」へ、読書の世界へ、思い出の中へ、
熱中や憧れを身近に持っていた時代へ、飛んでいく。
心に翼を付けて。
本日、久々にお日様に布団を干す。沢山洗濯物を干す。
仕事を抱えながら、気分転換に巡回する。夕方からは研修会。
娘と家人はキッズプラザへ追いやった。さーてと。
少々咳ぎみ、カフコデ・セフゾンで一時しのぎ。がんば!
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