優先順位をつけるのが･･･

年末慌しい。私はてきぱき片付けものをするのが苦手だ。
何かを見つけると、それにまつわる諸々を思い出して、
そこから先に作業が進まなくなる。いつものことなのだが。
これが、何かの捜査か物探しで、ＥＳＰが超能力を使って
有意に関係するものを紡ぎ出すなら、話は別なのだが。

そう、優先順位をつけるのが難しい。基本的習慣に基づいた、
規則正しい生活なんていうものを、どうやって送れば良いのか。
仕事が先か、生活が先か。義務が先か、権利が先か、
ねばらなぬが先か、どうしてもしたいが先か。
誰にとっても同じ1日24時間、1時間60分なのに。

それこそ、ハリーポッターで出てきた時計が欲しい。
時間を撒き戻して、何種類もの授業を受けていた、
ハーマイオニーのように勤勉からというわけでは無いけれど、
欲張りな自分を満足させるためにというならば、
彼女と同じ動機だから、使う権利はあるだろう。
こんな時こそ「逆転時計」が欲しい。
　　　　　　　　　　　

仕事の書類を完成させる。（これが時間がかかる）
点検しなければならない書類の山を一気に片付ける。
研修会のレジメを作る。これが、もうどこから手を付けていいのか。
はっきり言って、お手上げとはこのことだ。
読みたい本を読む。もちろん読まなければならない本も。

なのに、今日もついふらふらと、古書店の前で衝動買い。
「ファンタジー万華鏡」（井辻朱美）
「シュレーディンガーの猫―パラドックスを生きる」（小倉千加子）
「対話のレッスン」（平田オリザ）
文章が短いといつからでもどこからでも読めるから、買ってしまう。
読み飛ばし本。時々立ち止まって考えるのに、都合の良い本。

幸福論

演技と演出 (講談社現代新書)

駄目だ、本屋の前を通っちゃ。いつ読めるかわからないのに、
というか、仕事ができなくなるのに、というか、
締め切りが迫っているというのに、というか、
調べものがあるのに、それが出来ないと1行も書けないのに。
どうするよ？

娘と練習しないといけない「ＴＯＭＯＲＲＯＷ　」の歌。
連絡帳のサイン、作文の点検。明日の準備。
算数カードの宿題。校内年賀状の清書点検。ふう。
歯磨きの仕上げ、入浴、それに･･･。
今晩は、「ミリオンダラー･ベイビー」がＴＶであるんだよ。
観たい、観たい、観たい。ったく、もう。
わぉ、始まっちゃったよ。

欲張りなのか、気が多いのか、単に我儘な子供と一緒。
優先順位が付けられない。気ままな道楽者を笑うように
雨音が強まって来た。･･･一人何役もこなして、今夜もまた、
何も（予定通り）出来なかった･･･と落ち込む事になりそうだ。
やれやれ･･･。

ミリオンダラー・ベイビー [DVD]

スウェーデンのクリスタル・クリスマス