クリスマスの読書
忙しさが募れば募るほど、温かいココア、ミルクティー片手に
ゆっくりと本を読んで過ごしたい心境。特にクリスマスの頃は。
今まで知らなかった絵本を、娘のために選んできて驚愕。
この本、20代30代で読んでいたら、落ち込んでいたかも。
何故なら、私の若かりし頃は25歳が適齢期。過ぎてしまうと
売れ残ったクリスマスケーキと陰口を叩かれ、
結婚する気は無いのと面と向かって言われ、
31歳の「大晦日」までに結婚できなければ、
「どこか体が悪いの?」と職場で言われた世代なのだ。
そんなマイナー気分で生きていた頃に読んでいたら、
私はこの本を、意味する所を、どう受けとめただろう?
- 作者: 佐野洋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/10/24
- メディア: 大型本
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「私はクリスマスツリーになるために生まれてきたの」
と叫んで、自分で根っこを抜いて森から走っていく、
強烈なキャラクターのクリスマスツリー。
(結末は、読んでのお楽しみですが)
私は涙が溢れてきて、どうしようもなくて。
短い話の中に、女性としての生き方、
人間としてのやるせなさ、今在ることへの慈しみ、
気づかなかった周囲への感謝、若かった頃の自分、
いろんなものを見出して、泣きたくなってしまう。
ツリーは、どんな生き方がしたかったのか?
私達は、日々の生活の中で何に憧れ、
生きがいを感じ生活しているのか?
娘に読み聞かせる前に、思わず自分の生き方を振り返ってしまう。
- アーティスト: Singers Unlimited
- 出版社/メーカー: Polygram Records
- 発売日: 1990/10/25
- メディア: CD
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- アーティスト: Vince Guaraldi
- 出版社/メーカー: Fantasy
- 発売日: 2006/10/10
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小難しい本でなくていい。読み慣れた本でいい。
アンデルセン「マッチ売りの少女」、トペリウスの「星の瞳」、
ディケンズ「クリスマス・キャロル」、
カポーティ「クリスマスの思い出」、ギャリコ「雪のひとひら」、
O・ヘンリー「賢者の贈り物」、ドッジ「銀のスケート靴」、
ウィーダ「フランダースの犬」
オールズバーグ「The Polar Express」
漫画だけれど、
・・・美内すずえの「13月の悲劇」なども読みたい。
聞きなれた音楽でいい、ラパパンパン・・・
そして、静かに繭籠る。仕事を忘れ、時間を忘れ、
物語の中にゆっくりと溶けていきたい。
- 作者: ポールギャリコ,Paul Gallico,矢川澄子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1997/11
- メディア: 文庫
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- 作者: E.C.クラップ,ロビン・レクタークラップ,Edwin C. Krupp,Robin Rector Krupp,藤田千枝
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1993/07/16
- メディア: 大型本
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