Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

クリスマスの読書

忙しさが募れば募るほど、温かいココア、ミルクティー片手に
ゆっくりと本を読んで過ごしたい心境。特にクリスマスの頃は。

今まで知らなかった絵本を、娘のために選んできて驚愕。
この本、20代30代で読んでいたら、落ち込んでいたかも。
何故なら、私の若かりし頃は25歳が適齢期。過ぎてしまうと
売れ残ったクリスマスケーキと陰口を叩かれ、
結婚する気は無いのと面と向かって言われ、
31歳の「大晦日」までに結婚できなければ、
「どこか体が悪いの?」と職場で言われた世代なのだ。
そんなマイナー気分で生きていた頃に読んでいたら、
私はこの本を、意味する所を、どう受けとめただろう?

新装版 わたし クリスマスツリー (講談社の創作絵本)

新装版 わたし クリスマスツリー (講談社の創作絵本)


「私はクリスマスツリーになるために生まれてきたの」
と叫んで、自分で根っこを抜いて森から走っていく、
強烈なキャラクターのクリスマスツリー。
(結末は、読んでのお楽しみですが)
私は涙が溢れてきて、どうしようもなくて。
短い話の中に、女性としての生き方、
人間としてのやるせなさ、今在ることへの慈しみ、
気づかなかった周囲への感謝、若かった頃の自分、
いろんなものを見出して、泣きたくなってしまう。
             

ツリーは、どんな生き方がしたかったのか? 
私達は、日々の生活の中で何に憧れ、
         生きがいを感じ生活しているのか? 
娘に読み聞かせる前に、思わず自分の生き方を振り返ってしまう。


Christmas Singers Unlimited

Christmas Singers Unlimited

Charlie Brown Christmas (Dig)

Charlie Brown Christmas (Dig)


小難しい本でなくていい。読み慣れた本でいい。
アンデルセン「マッチ売りの少女」、トペリウスの「星の瞳」、
ディケンズクリスマス・キャロル」、
カポーティ「クリスマスの思い出」、ギャリコ「雪のひとひら」、
O・ヘンリー「賢者の贈り物」、ドッジ「銀のスケート靴」、
ウィーダ「フランダースの犬
オールズバーグ「The Polar Express」

漫画だけれど、
・・・美内すずえの「13月の悲劇」なども読みたい。


聞きなれた音楽でいい、ラパパンパン・・・
そして、静かに繭籠る。仕事を忘れ、時間を忘れ、
物語の中にゆっくりと溶けていきたい。

雪のひとひら (新潮文庫)

雪のひとひら (新潮文庫)

空のひしゃく北斗七星 (大型絵本―かがくとなかよし)

空のひしゃく北斗七星 (大型絵本―かがくとなかよし)