Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

本当にしたいことは何もできない

4:30 起床。相変わらず炬燵猫。細々雑用。考え事。パソコン。
6:30 シャワー。洗濯。干す。朝食の用意。学童のお弁当作り。
7:30 娘を起こす。朝食。てんやわんや。後片付け。
8:30 学童へおしゃべりがてら、歩いて送っていく。
9:15 帰宅。掃除。布団干し。出かける用意。
10:00 今日は家人の今年最初の通院日。大学病院で待ち合わせ。
10:30 病院の駐車場かなり混雑、なかなか入庫できずに焦る。
11:00 診察・血液検査・会計・お薬を受け取って病院を後に。
12:00 昼食。病院でのイメージを一新したい。初めての仏料理店へ。
   店の名のミモザの花が美しい。家人は羊、私は鴨。 

13:30 買い物。14:30 帰宅。布団・洗濯物取り入れ あれこれ。
15:15 娘と家人、宿題の「冬探し」スケッチへ。おやつ、パソコン。
16:00 台所の掃除と片づけを兼ねて、食事の用意始める。本日は5人分。
17:30 夕食。大根明太子和え。こんにゃくピリ辛醤油煮。トマト風味のポトフ。
   大人は御飯、娘はチーズパン。デザートはナッツ類、ういろう。
19:00 後片付け。少しぼんやり。
20:00 やっと自分の時間と思いきや、家事の方が仕事より疲れる感じ。
    思わず炬燵で居眠り。もう、本を読みたくても集中できない。
21:00 娘と家人、入浴。寝床の準備。22:00 お休みなさい
・・・この後からが、残されたゴールデンタイムになるはずだったのに。

日本人の生活時間―NHK国民生活時間調査〈2005〉

日本人の生活時間―NHK国民生活時間調査〈2005〉



本日家人の今年最初の通院日。家人に、主治医に賀状も兼ねた手紙を託す。
私は・・・会わない。「患者」ではなくて、「患者の家族」にしか過ぎないから。
病院、やっぱり苦手。呼び出しのインターフォンから聞こえる声。
先生ってこんな声をしていたかな? 記憶していたより高くて、変。


食事。青と白とピンクで統一された店の中に、黄色のミモザ
雰囲気の良い店だったが、私はピンクと黄色の組み合わせは・・・苦手。
やらなくてはいけない家事をこなしながら、仕事のことは気になって
ある事が気になって、昨日から気分が重い。
心の中で切り替えがうまく行かず、景色さえも苛立ちの元。


お馬鹿な大臣の発言が新聞に載っていて、病院の待合室で読んだ時から
ブルーな気分に拍車がかかる。ホワイトカラー・エグゼンプション
提唱する人間は、「自宅に帰ってからも早朝まで資料や本を読んできた。
仕事の成果を職場にいる労働時間で測ることは必然性が無い」
との思いが強いんだと。ふーん。


私だって夜中にずっと起きて本を読んでいたいね、できるなら。
仕事だってしたい時は家でだってしたいね。
でも、このお馬鹿な大臣は出産して、お乳をやって、掃除洗濯炊事布団干し買物、
家事全般全部こなして、保育園の送り迎えをして、子供を風呂に入れて、
熱を出した時には病院に連れて行って、保護者懇談に出て、お弁当を作って
宿題を見てあげながら歯磨きの仕上げ磨きをして、お休みなさいの
絵本の読みきかせをしながら添い寝をした挙句に、
夜の時間を読書や仕事に当てているわけではあるまい。


もとい、私の仕事には残業代は無い。
いくら神経が疲れようが、いくら帰宅が遅くなろうが、自宅で仕事しようが
全て自分の裁量に含まれ、真面目にやればやるほど心も体も赤字経営だ。
この1月から給料は更にカットだ。親方日の丸なんて嘘ばっかりの団体。
ホワイトカラー・エグゼンプションには及ばない年収だけれど、
それでも収入減は痛い。景気がいいなんて嘘だ。数字のからくりにすぎない。
真面目に仕事をしても、それをチャラにしてしなかったことにしてください。
無しってことで、給料を引かせてもらいますって言われているのと同じ感覚。
何か事件が起こると、許容範囲という事で見て見なかったことにして下さいと
それで物事が丸く収まりますからと言われている感じ。

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こういう事が起こると、頭の中も気分も、切り替えがうまく行かずに
生活にまで及ぶ心身ともに「断線状態」・・・フェイク、贋物、まがいもの、
やってきた事が無視される状態に、不本意な作り変えに耐えられない気持ち。
仕事そのものが、単なる偶然の積み重ねのせいで土台の部分が揺らぐ。
心情的にも、その他の部分でも。
私の生活は見せ掛けか? 
職場であった出来事をずっと引きずっている。
眠れないし、本も読めない。集中できない。食事も楽しめない。
自分の胸一つで物事を丸く納める形にすれば、それでいいのか?
気になって頭から離れない。うとうとしていたら、テレビで・・・?!


え、そういうことか、騙し絵だったわけだ。
それでここの所、訳のわからないアクセスが増えていたので・・・。
「退院1日目」が、こういう事態になっていようとは。
ああ、偶然そんな風になってしまっていたってことね。
写真・・・。写真だけじゃない。自分の生活そのものがそうだ。
きちんとしても、していなくても、偶然の何かによって、
意外なものに、驚きに、醜いものに変形されてしまっている。
仕事も、病気も、その断面を切り取って見せられれば・・・。
                 
    

何だか生活が、生活そのものが騙し絵みたいな気がする。
意図したわけでは無いけれど、自分を落ち込ませるような結果になり
結果として気分に影響し、それで本当にしたい事ができないほど
ダメージを受けている昨日今日。
・・・私は、また眠れない炬燵猫になっている。
自分の布団に辿り着けない。


本当にしたい事ができない。
しようと思う時には、眠くてだるくて疲れていて、できない。
「しなければ」に追われているうち、「したい事」ができない。
作るつもりが無いのに、できている仕事の山。
こんな週末は気が重い。偶然そうなってしまったとはいえ、
どうしていいものやらと思っているうちに、夜が明ける。
こんな週末は気が重い。そして、胃が痛い。

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