綻びとガス抜き
今朝、巡回でイスラエルのアーモンドの花を見た。
こういう時、心が異国に飛び、かの地を旅行した思い出が蘇る。
落ち込んで溜め込んで仕事はできない。
ブログの中でひととき、雪で作られた亀に微笑み、
そうだ、ゆっくりでも歩くんだと自分に言い聞かせ、
「春遠からじ」だよねーと頷き、出かける。
複数の関係者から昨日の件について再度、話を聴く。
一番不満を持っていた彼が、昨日言えなかった所まで。
絡んだ問題点、屈折した感情に焦点を当てて、
何が一番気になっている所なのか…。
どうすれば、協力体制が作られるのか、
どこまでならば譲れるのか、
感情のしこりをある程度ほぐせば、納得できるのか、
具体的な改善点が正論なのか、妥当性があるのか。
仕事で厄介なのは、正論が通るとは限らない所。
優先事項が必ずあって、手順や説明が後回しになったりする所。
飛ばされた部分は、手続き上必要なこともあれば無いこともある。
何れにせよ、緊急性の度合いだけが優先事項ではない。
しかし、何事にも正論と手続きを優先させれば
それで全てが納得できて、仕事が回ると言うものではない。
怒りや諦めで捨て身になっている時、
誤解や憤りで聴く耳を持たない時、
何をしても無駄で空回りになってしまう時がある、現場の哀しさ。
慌ただしく、余裕が無いこと。直者が損する場合も多々あること。
だから、遠回りでも、何度か足を運んでみる。
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聞けば聞くほど新しい事実。上の対応、下の対応、現場の対応、
甚だしい「ホウレンソウ」の欠如と、行き違い。
権利意識とプライドが、自分に情報が回らないことに対する
不当性・不満を武装化させる。
・・・ため息を隠しながら、聞き役に徹する。
さてもさてもの、火曜日。これが、今、自分にできること。
こうならないように、システムを作ることへの第一歩。
横も縦も綻びができれば、繕える様に体制を整える。
これが、今から始めなければならない仕事。
傷ついて職場を去る人間が、
傷がついて当たり前と放り出されるような
そんなことがないように。
壊れるように脆いもんなら、最初から作るなよと毒舌を吐く前に
壊れないように作る方向で、全員が動けるように。
あの頃とは事情が違うというのなら、違ってしまえば機能しない、
そんな乾いた人間関係で繋ぎとめられるものは、
この仕事をする限り、やはり無いのだという事を、
立場を変えれば、明日は我が身なのだという事を、
再認識するために、してもらうために、動く。
私は見る。私は聞く。私は動く。
さてもさてもの、火曜日。
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