Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

言(こと)の葉の先で

言葉が熟する胸の中、熱いとは限らない。
言葉が煮凝る胸のうち、凍った時間に立ちすくむ。
言葉を伝える手の中で、真実だけが漏れていく。
言葉を掬った掌を、握り締めたら潰れてた。


そんな思いの果ての果て。繋がることを夢見てた。
言葉が言葉になる前の、遠い心の奥底の、
無限の闇と光の交差。
曇天駆ける稲妻の、刺さって泡立つ思いと想い。


先のものは後になり、後のものは先になる。
雨の沼矛(ぬぼこ)の滴りを、受けて広がる
十島(やそしま)の、秋津の島の春霞。
心は雨に濡れている。
              

象(かたど)ることの難しさ。
模(かたど)ることのわずらわしさ。
形容することの禍々しさに、
言葉は心を形に隠す。隔して逃がす。


手よ、私の言葉を探しておいで。
私の唇から、私の胸へ。私の指から、私に通じる
私の心をなぞっておくれ。私の心を紡いでおくれ。
手よ、届いておくれ。幾千もの手よ。


時が来た。糸を縒り上げ、捻り上げ、染め上げ、
機(はた)に掛けよ。我と我が命に染めよ。
我と我が想いを織り上げよ。伝えよ。繋げ。
哀しみを浄化し、瞋恚(しんに)を閉じ込めるように。


人が人であるように、自分が自分であるように。
疲れを癒す眠りの翼が、夢の衾(ふすま)を被せるように。
今日から明日へ橋を渡そう、永遠の一瞬を積み重ね。
日々のコラージュに、私を鎮(しず)めよう。

彼方の光~Welcome to Libera’s World~

彼方の光~Welcome to Libera’s World~

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自分が何を話せるか。
何を伝えられるのか、何を伝えたいのか、
そして、伝えようとする姿勢と内容が
相手にとって必要な「糧(かて)」として、
受け入れられるものか。


私はいつも思っていた。
自分の持ち時間、たった1回限りのライブ。
練り上げられた考え、想定、構成。
よりよい学びの場、出会いの場を開き、
聞くことによって知り、対峙する力を付ける。


学びに新たな自分見出し、
未来の方向性・可能性を構築する、
その基礎、礎(いしずえ)、
最初に積まれる石の一つでありたいと。


私はいつも思っていた。
はじめに言葉ありき。
深く心に根ざす、奥津城に近い場所、
無意識の奥深い所から、滋養を吸い上げる
その1本1本の毛根となり、
自分を創り上げる命の水を、
渇きを癒す水をもたらすものでありたいと。

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物語を紡ぐ時、言葉には出来ぬ思い、
言葉にしたくとも叶わぬ思い、
そのもどかしさの中で、日常に埋もれる一粒の砂金。
意図され、用意された一葉の言の葉が
イメージの大海から滴る1滴となり、
焼けつく心を僅かの間でも、潤すよううに。


そんな生活者でありたいと

〈COLEZO!〉自然音 水琴窟

〈COLEZO!〉自然音 水琴窟

ピュア

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