Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

玉手箱

ブログの引っ越し

2013年の春に転勤してから、じっくりとブログを書く時間が無くなり 放置するつもりはなくても、2018年になり、娘も高校を卒業し、 小学1年生から書き続けてきた成長記録兼、自分の日記の体裁もままならなくなり、 そうこうしているうちに、はてなdiaryそのも…

ゆっくり浮上せよ

昔の人は上手いことを言ったもんだ。「過ぎたるは及ばざるが如し」 やり過ぎは駄目、やり足らぬのも駄目。何事もバランスよと。 でも、凡人は一気に不安を解消したり、一気に良くなることを求める。 病人に向かって、「日にち薬だから」「薄皮をはがすように…

自分はどんな人間なのか

あなたは知りたくないか、自分がどんな人間なのか。 占いに興味は無いか? 心理テストが気にならないか? 人の意見が、噂話が、向けられる視線が、背後の笑い声が。 自分の心の中に棘を意識する時は無いか? あなたは知りたくないか、自分がどんなふうに人を…

気になることあれこれ

心の片隅に置いておけそうで、実は置けない色んなこと。 人は些細なことだと言うけれど、見過ごしなさい、 上手にやり過ごすのも仕事のうち、 いちいち気にしていたら自分の身が持たないと言うけれど、 頭でわかってはいても、なかなか思うようには出来ない…

コメントを頂く

(この項5/12 UP)本日金曜日。前回入院した時は木曜日夜診、金曜日から入院。 まずに内科に来てみれば、これが御縁と言うものか、 家人の主治医だった大学病院のT先生の診察を受けることに。 週一度の非常勤だったため入院中の主治医にはならなかったものの…

「嵐」の余波

夢を見た。沢山見すぎて思い出せないくらい。 ただ、薄暗い建物で子供たちの世話をしている。 病院の中なのか、学校なのか。 ああ、授業参観の名残りでこんな夢を見ているのかも、 と思いながら夢は続く。どうやら、出かけていくよう。 梨狩りに行くのだとい…

「アラベスク」から「ヴィリ」へ

山岸凉子の最新刊「ヴィリ」を読む。 それにしても、リアルタイムで熱中した「アラベスク」から、 「テレプシコーラ」を経て、「ヴィリ」まで、 思えば遠く来たもんだ。バレエの門外漢を、 バレエの世界に引きずり込む作品は、山岸凉子以外には、 有吉京子の…

意外と受けたメモ

「修辞としての自閉 井上章一 」を読んで 修辞・レトリック→上手な表現技術 自閉→閉じこもる、引きこもること 「機械が子どもを孤独にさせる」 一見聞こえの良い、格好のいい表現、物語。 誰のた為に何の為に、このような表現を必要とするのか。 このストーリ…

話の種の甲羅干し

人に話をする。仕事で話をする。大勢の前で話をする。 それほど自分の意見を言える訳でも無いので、小道具を使う。 小道具といっても手品のように箱を抱えているわけではない。 ちょっとした話のネタ、振りに使えるもののこと。 今週は、岸田秀の「まだ若い…

今日のお天気にたとえると

よくある話。今日の自分をお天気にたとえると。 心理学をかじったことのある人間、心理テストが好きな人、 人の心の機微を物のたとえで感じ取れる人ならば、 よくある話。今日のお天気の中に自分を見出す、反映する、投影する、 お天気にかこつけて、話をす…

しばらく夢を見ない

ここしばらく、これといった夢を見ない。 以前はオールカラーの夢を毎日見続けたものだ。といっても、 その映像力は凡人のもの、岡本太郎の絵には負ける。 夢、そう、まるで夢のような世界だという言葉をよく聞く。 前衛的な芸術作品を評する、決まり文句に…

よくあることですか?

時々、どうして面と向かってこういうことを言うのかなあ、 という人が居ます。冗談でもなく、悪戯でもなく、 喧嘩を売っているのかなあという事を言う人が。 で、わざとかしらと勘繰ってしまったりするのですが、 世の中、そういう会話もありなんでしょうと…

「のはらのうた」に捧ぐ

いいね、そんなふうになれたらいいね。 そう祈っているよ。 大丈夫、きっとできるって。 うん、いつでも来てね。 聞いてあげるよ。 ありがとう。 ここに、ふくろうげんぞう君と、たんぽぽはるかちゃんと いしころかずお君と、かぶとてつお君と、 かまきりり…

言(こと)の葉の先で

言葉が熟する胸の中、熱いとは限らない。 言葉が煮凝る胸のうち、凍った時間に立ちすくむ。 言葉を伝える手の中で、真実だけが漏れていく。 言葉を掬った掌を、握り締めたら潰れてた。 そんな思いの果ての果て。繋がることを夢見てた。 言葉が言葉になる前の…

one click travel

とにかく私は旅行が好きだった。お手軽な非日常。日常からの逃走。 ほんのひと時でもいい、自分のことを誰も知らない、 仕事から離れて、絶対に知っている人に逢わない、 そんな旅行が好きだった。 旅は孤独だったけれど。 子供の頃は読書が非日常、大学生か…

感じても応えることができない

人の愚痴、自分の愚痴、人の痛み、自分の痛み、人の悩み、自分の悩み。 沢山のものを感じる。人のものも、自分のものも。 受け止める時もあれば、受け止めきれない時もある。 受け止めたいと思うけれども、受け止めきれない時もある。 同じぐらい感じている…

誤解は困るので

「チーム・バチスタの栄光」を読むに当たって、 色んな読み方ができて、読むのが面白かったという事と、 カウンセリング的な分析・プロットが似ているという事を 単純に誤解する人がいると困るので。 実際のカウンセリングで、人の話を聴く場合 「受容」とは…

火種と火消し

会議は紛糾する。何しろ目的・目標を一つにしないで話し合っている。 というよりも、積極的に関わろうとせずに寄り合っている。 誰かが、何か言うのを待っている。賛成反対は、別として。 解決策を見出せないまでも、方向性だけでも決められればいいのだが、…

学び知ることのできる喜び、楽しさを

娘よ。 毎日連絡ノートに日々の思いを書き付け、見せてくれてありがとう。 かーちゃんは、一緒に小学校に行っているみたいで楽しいよ。 作文を綴り、おしゃべりし、朗読の宿題と算数カード。 ピアノに水泳。テレビにお風呂。 忙しく毎日が過ぎていくね。 け…

「暗愚在得体(Anxiety)」へ ようこそ

患者である私は、自分の愚かしさ、自分の苛立ち、自分の不安、 自分の痛みを通してしか、自分の体を感じる事ができないのだから。 その愚かしさ、愚鈍さ、暗愚な自分自身を持て余している、 その体の持ち主であることに、飽き飽きしている。 今の状態の自分…

In or out? (のるか、そるか?)

話題を振られた時に、答えるか答えないか、別の観点から言えば 関係性の問題です。かかわりを持つか、持たないか。 参加するか、しないか。受け入れるか、受け入れないか。 受容するか、しないか。 全てはどのようにかかわるか、意思決定の問題であり、 主体…