意外と受けたメモ
「修辞としての自閉 井上章一 」を読んで
修辞・レトリック→上手な表現技術
自閉→閉じこもる、引きこもること
「機械が子どもを孤独にさせる」
一見聞こえの良い、格好のいい表現、物語。
誰のた為に何の為に、このような表現を必要とするのか。
このストーリーは、どうして好まれて議論されるのか。
この表現は何が言いたいのか、真実なのか。
現実・現状・状況・時代、誰にでも当てはまるものなのか。
この表現は、何を隠そうとしているのか。
こう言うことで、何から目を背けようとしているのか。
このストーリーは、何に直面することを避けているのか。
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機械=必要悪 人間=善 という構図(幻想)
孤独の根本原因から逃れ、摘みを機械に擦り付ける。
社交における差異・違和感から生まれる孤独・疎外感、
それは人間関係に根ざすもの。
文明社会の土台にある人間をヒューマニズム幻想に囲い込み、
コミュニケーション不全・機能不全を意識せずに
安心して暮らす為。
人間は自己を正当化する。「自分を守る」という修辞。
結果的に人が人を傷つけることになっても、
自分を守るという名目で、責任から逃れ、
相手を攻撃し、疎外する。あくまで自己中心的に振舞う。
自分を責め続けて生きるより、相手を責める方が楽。
↓
<応用>
化粧・・・何の為にするのか。
何を隠し、何を見せ手いるのか。
その中身と外見の違いはどのようなものか。
「恋愛中は両目をあけて相手を見よ。
結婚後は片目で相手を見よ。」
・・・お互い相手の何に目をつぶるのか。
馬には乗ってみよ、人には沿うてみよ。
理想・潔癖・完全から生じる孤独の自閉か
寛容・許容・不完全から生まれる連帯と親密か。
孤独を噛み締め、差異を認め、違和感を感じることが当たり前。
物事には100%はなく、見る側面から価値は異なる。
外見・見た目にごまかされてはならない。
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