Festina Lente2

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赤福よ

赤福よ、お前もか。ショックだなあ。
小学生の修学旅行、お土産の定番と言えば赤福
それが、何を間違えたか、別のメーカーを買って、
周囲の顰蹙を買ってしまった、あの思い出。
それがトラウマとなって、近鉄電車に乗るたびに、
赤福を買うのが習性になってしまっていた。


関空ができた時、空港の売店赤福を見つけた時の驚き。
何で、大阪で赤福なんだよ? と思ったけれど、
昨今有名デパートで売るのが当たり前。
名所・旧跡のお土産コーナーでは売れ筋と言われるもの、
近畿一円の特産物が売られているから、
赤福だって、まあそうかと納得していたけれど。


あちこちで見かけるたびに、不思議には思っていた。
その日作ったものを、どうやってここまで届けているのだろうと。
生ものだから、日持ちがしないのに、何故?
近鉄沿線で売っているのは疑問に思わなかったけれど、
違和感はぬぐえない。だから、従来どおり近鉄を利用した時だけ、
家には買って来ていたんだけれど・・・。
赤福よ、お前もか。嘘つき。

伊勢神宮ひとり歩き

伊勢神宮ひとり歩き

伊勢発見 (新潮新書)

伊勢発見 (新潮新書)

予想外。実生活に大きな影響は出ないかもしれないけれど、
予想外。心理的にはかなりショックだったりする。
予想外。思いのほか、嬉しかったりなら許せる、かな。


銘菓「ひよこ」が、吸収からのお土産だと信じていたのに、
東京でも売っていた時の驚き。関東土産だとは。
異国の地で食べた料理がおいしかった、
でも、最近の祭りの屋台ではトルコ料理の「ケバブ」が
当たり前のように並んでいる。
チヂミや、もんじゃ焼きの屋台さえ見ないというのに。


草加せんべい」の草加に住んだ時、歴史豊かな地だと思いきや、
何のことは無い、昔ながらのせんべい家で、
直接せんべいを買うなんてこと、1・2度あったか無かったか。
田んぼを潰した工業地帯の端っこに残された社宅に住んでいた。
芭蕉の旅した「奥の細道」のイメージからは程遠く。
街道の松並木なんて、ちっぽけな範囲だった。

いやげ物 (ちくま文庫)

いやげ物 (ちくま文庫)

予想外。雪印の牛乳、不二家のお菓子。
薬漬けのウナギ、農薬だらけの野菜、野積みの漬物。
カロリーを提示できないほどの、体に悪いグルメ料理。
美味しさに反比例して、体に悪いメニューの数々。
その証拠に、某調理師学校を一躍有名にした人は、
60歳で肝硬変で死んだ。飲みすぎ食べ過ぎの弊害で、
体を張って世界中の料理を食べ続けた結果。


予想外、ドラマの展開。
本日チャングムを観ながら脚気に良い食事について。
食習慣が病気を招くという、コンセプトで治療開始。
薬も鍼も受け付けないほど体力が弱っている病人の治療。
韓国料理といえば大蒜・唐辛子のイメージを覆す、
ドラマの皇太后の大蒜嫌いと好き嫌いの多さ。
まあ、偉い人は好き嫌いも激しいもんだけれどね、
食べ物に限らず。


娘、「私は大蒜が好きで良かったなあ」と独り言を言っている。
紫蘇大蒜も味噌大蒜も、チャンジャも、みんな食べるものね。
ちょろぎだって大好きな娘。お料理にも興味を持ってくれるかな。
宮城県人と愛知県人の2世は、少々濃い目の味付けで育っているが、
好き嫌いの少ない子は、親としては楽で助かる。


うん、医食同源の今回の話は、食育にも繋がるなあと思っていたら、
娘は字幕を読みながら、「お母さん、これずっと見ていたら、
韓国語も覚えられるね」ですと。君は、語学勉強のつもりで
これを観ていたわけではあるまいに、そういう発言ができるのか。
予想外。覚えてくれたら、かーちゃんは嬉しいけれど。


親と一緒に、ドラマ、アニメ、映画に音楽。
CMで流れる昔懐かしいROCKを聞きながら、
思わずオリジナルを解説してしまう自分。
こんな親子になるなんて、
こんな家庭を自分が築いているなんて、
予想外。


そして、娘と共に久しぶりにチャングムナイトを過ごして、
赤福ショックは「少うし」薄れたのでありました。

食品の裏側―みんな大好きな食品添加物

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