今年の春分の日（入院10日目）

お彼岸の中日。暑さ寒さも彼岸まで。良く晴れている。
氷が張った放射冷却の朝。父は墓参りを控えている。
母の退院を待ってから、週末出かけるそうだ。
時々は私達も付いていくが、先祖の墓は関西には無い。
遠い遠い東北の空の下を偲んで、親族の墓に詣でる。
それが我が家のお彼岸。仏壇は無い。

7:00　起床　食事、洗濯物干し 布団干し
9:30　娘は音楽教室の練習へ。発表会前最期の練習。
11:00　お迎え。午後の水泳教室があるため、帰宅せず、
11:30　「ナイト・ミュージアム」を3人で見てから、
13:45　ランチ。買い物。ちょっと熱っぽい私。睡眠不足。
15:00　水泳教室へ。本日は進級テスト。
　　　　無事にクリア、23級に。バタフライの基礎。
17:30　帰宅。夕食の準備。18:30　夕食。
19:30　娘入浴。　20:30　家人を駅へ送る。
22:00　娘をベッドへ。細々と後片付け。

お団子も食べず、お参りもせず、娘の予定と我々の息抜きで
あっという間に終わった春分の日。お彼岸。
一緒には過ごしているものの、しっくりしないまま時間が過ぎ
娘を挟んで、予定だけを淡々と過ごしている私達。
人様から見れば、些細な出来事でごわごわわの私。
ほんの少し、ほんの一言、お互いに足りない。
今少し、しわしわ、くちゃくちゃ、カサカサ･･･のまま。

いつ如何なる時も瞬間強力接着剤の娘は、
小学校から貰ってきた1年生のアルバムの中で
友達や先生と一緒に笑っている。我が家で一番タフな君。
バーちゃんが入院しても、ジーちゃんが飲んだくれても
とーちゃんが隠れ煙草でも、かーちゃんがヒステリーでも･･･。
いい夢を見ているか、1年生はあと少し。
2年生まであと少し。

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「ナイト・ミュージアム」がファンタジーだと思っていた娘は、
話の最初の流れが今一つな為、文句ブーブー。
私はニューヨークの美術館･博物館巡りを思い出して懐かしい。
博物館･歴史ロマンと共に、ステップファーザーに息子を取られまいと
悪戦苦闘する父親の、職業人としての成長物語にもなっていて、
コメディだけれど、ちょっとお涙頂戴の映画。

2000年にアメリカで発酵された、新1ドル硬貨に肖像が描かれた
ネイティブアメリカンの女性、サカジャウィアの存在を初めて知った。
同時にセオドア・ルーズベルト役のロビン・ウィリアムズ、久しぶり。
ここの所、アル中で仕事ができていない噂を聞いていたので、
ちょっと嬉しい。でも彼って、いつも切ない恋の役どころ。

ミイラが復活してハンサムで物分りのいいファラオなのも楽しいし、
風船ガムをかんでいるモアイもひょうきん。
喧嘩ばかりしているカゥボーイとオクタヴィアヌスもかわいい。
アッチラに至っては、ちょっとしたミニカウンセリングまがい。
リストラされた老人の夜警が強盗になっているけれど、
辞めるまでに金目のものを盗んでおくこともできたはずなのにと、
突っ込んじゃいけないんだろうな。

ラストの打ち上げシーンでのBGM、「セプテンバー」には、泣けた。
余りに懐かしすぎて。アース・ウィンド＆ファイアーのコンサートに
行ったのは何年前の話かな？　昔過ぎて覚えていない。
最初ぶつくさ言っていた娘も、最期は楽しめたみたい。
終わりよければ全て良しだね。映画のように、日々も家族も
かくあれかし、だね。

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