Festina Lente2

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ブログ・フラクタル?

ブログ繋がり。
全く違う人間の全く違う意見が、色んな所でリンクしたりされたり、
トラックバックしたりされたり、リンク元を削除したり。
たまたま検索で出逢ったり、そう、巡りあって。
違う世界の違う次元、似ているけれど違う世界。

マンションの窓に見られる、小さな窓の色とりどりのカーテン、
一つとして同じ模様、色柄の無い、小窓からの世界。
ゾルとゲルのような陰影を持つ生活空間、
理性、生活、写真、自己主張、いつ完成されるのかわからない
途中まで書き込まれた、様々な白紙のノートが
所狭しと並んでいる。そんなブログの世界。


ロボット型検索の末に見出される、ディレクトリ型検索の末に見出される、
どちらでも構わない中で見出される、ちょっとした偶然。
こちらが意図しない語句を勝手に拾ってやってくる、リンク。
わけのわからないサーチ、そんなものが全て遠い遠い所から見ると
夢の中の螺旋構造のように、きらきらと輝く小さな粒々。
小さな部品、小さな結び目、小さなこだわり。

自然の中に隠された数学 (サイエンス・マスターズ)

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黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語


大きな力を持っているようで、でも、繰り返される歴史のように、
結局はゆるやかな自己相似形の中に還元されるフラクタルな、
累層構造を保った、それでいて脆いもの。
中毒を引き起こすような麻薬めいた魅力、
もしくは煩わしさを有しながらも、自分の分身を綴り続ける。
文字や画像、幾ばくかの軌跡を描く。
夢中になり、夢中にさせるもの。
その実態は?

            

                  
井戸に落ちていく不思議の国のアリスのように、
私はこの世界に落ちてきて、まだ落ち続けている。
何を持ってして「私をお食べ」で、「私をお飲み」なのか、
皆目見当も付かぬまま落ち続けて、色んなものを眺めつつ、
出口がわからないまま過ごしている。
誰のお茶会に辿り着くのかも不明。
どこから着てどこへ行くのか、皆目わからない。
そんな感じのブログの世界。


この井戸が、一方通行でないのを祈るだけ。
フラクタルなブログの世界の片隅で、
蝶々の小さな羽ばたき。
亀の小さな一歩。
小さな呟き。
私のFestina Lenteへようこそ。

新版 造形構成の心理

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