Festina Lente2

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久しぶりの娘の笑顔

一昨日、小学校のプールでAクラスに進級した娘。
昨日一日Aクラスで練習しただけで、本日記録会に出発。
50M自由形に出場。真っ黒に日焼けして帰ってきた。
昨日の音楽教室で、みんなに「えー? 記録会に出るの、
すごーい」とはやし立てられ、まんざらでもなかった娘。
運動が少々苦手な彼女にとって、水泳は唯一同学年の子より、
自信が持てる「得意科目」だ。


記録会なので、試合ではない。それに50m以上泳げると、
小学校ではAクラスに進級、100m以上泳げるとA合格。
それ以上のクラスは無いので、後残り4年間、
来年からの夏をどう過ごすつもりだろうか。
ちなみに、30級まである水泳教室は今26級なので、
30まで進級したらやめて、別のことがしたいそうな。
10日前の苦い子供会キャンプの思い出の名残はあるものの、
ちょっと元気になってきた感じ。


夏休み。娘の夏休みは、前半戦が終わろうとしている。
学童のお友達も辞めていってどんどん減ってきたし、
矯正器具を使用し始めたことで、娘も1ヶ月学童お休み。
一緒に接する時間が長いと、良いことも悪いことも
色んなことが気になってしまう、近視眼子育て。
いかんいかん、とブレーキをかけているのだが。

親から子へ幸せの贈りもの―自尊感情を伸ばす5つの原則

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昨夜、音楽教室のお友達で、同じ一人っ子のお母さんと
4人でイタリアン。娘とお友達おおはしゃぎ。
久しぶりに見る年相応の娘の笑顔にほっとした。
先日の子供会キャンプでのふくれっ面、
不機嫌な泣きべそばかりの顔。
きっかけがつかめず、仲間外れに遭い、邪険にされ、
家では見せたことのない落ち込み打ちひしがれた様子。
そういう挫折はこれから何度でもあるのだとわかっていても、
あの後、実はかーちゃんもずっと辛かった。

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かーちゃんは、思い出していた。自分の子供時代。
引越し、転入学、転校、クラス替え、何がしか
いつの間にか、きっかけを失ったりすれ違いで、
グループを相手にせず1人でいると、仲間外れと
いじめが始まる。
小学校3,4年頃からの「よそ者」を排除する
ギャングエイジから中学生頃までの女の子の
仲間意識は、今の私にとっても疎ましい思い出だ。


夏休みの読書で、『ハッピーバースデー』の本を借りていた
早熟な娘は、どんな気持ちで読んだのだろうか。
そう、子供会キャンプはかーちゃんの中のマイナーな思い出を
掘り起こすに十分な、トラウマ体験。
グループに遠巻きにされるあの感触の再体験・追体験
するとは思っても見なかった、娘を通じて。


おそらく、私自身の方が娘以上により過敏に過激に
反応し続けていた−−この何日間の鬱屈が、
久しぶりに見た屈託無い娘の笑顔で溶けて行く。
ああ、自分の中の過去から蘇った暗闇の中に、
娘も一緒に道連れにする所だったのか・・・?
そんな気持ちで過ごしてきた鬱屈が、やっと溶けて行く。


娘の夏休みあと3週間。後半戦。
どんなふうに過ごさせる? どんなふうに過ごす?
明日は、週末。再び週末。

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