花田少年史
途中からだけれど、夕食時「花田少年史―
幽霊と秘密のトンネル」を観てしまった。予定外。
娘も一緒に夜更かしして観てしまった。
なのに2人して、予定通りツボにはまって、泣いた。
未練を残して死んだ人がかわいそう。
冷たくされて、小さい時に死んでしまった子がかわいそう。
誰にも本当のことがわからなくて、かわいそう。
海に呑まれ行った無念が胸に突き刺さる。
お父さんのいない少年、お母さんのいない少女。
誤解されている父親、悪霊になっている弁護士。
原作の漫画とはだいぶ違うけれど、
漫画チックな演出をしている映画なんだけれど、
運動会の借り物競争のシーン、泣けた。
死んでしまったお父さん、家族に幸せになって貰いたい。
再婚して欲しい、してもかまわない、でも・・・
思い出の中のお父さんと別れたくは、ない。
何だか当たり前のことが当たり前に描かれて、
切なくて、単純に泣けてしまった。
虐待、ネグレクト、幼女のまま死んでしまい、
大きくなれなかった女の子が、セーラー服を着ているの見て、
何だか「ぽっぽや」を思い出してしまった。
花嫁姿ではなくて、制服姿、それもセーラー服というところが。
少年史、は人情話になっていた。幽霊譚である前に。
そして、動物と子役には勝てないという映画界のジンクスを
きちんと踏襲している仕上がりになっていた。
幽霊の嫌いな娘が、最後までしくしくしながら観ていた。
映画館には見に行かない作品だけれど、TVでも泣けるもんだ。
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