紅葉・黄葉
公孫樹が頑張って葉を残していたので、並木道は灯心状。
それも段々痩せ細って来てはいるものの、まずまず。
樹形がむき出しになると、それはそれで心にこたえる。
そんな思いで晩秋・初冬の大学病院通い。
幸い、母の状態はまあまあで、すぐに仕事場へ取って返す。
通院予定日、行ったり来たりが日常生活。
いつもの主治医の先生に、「良いお年を」でお別れ。
何故か病院の周辺は公孫樹ばかりが目立つので、
周囲が黄色に染まっている。黄金色と喩えればいいのだろうが、
風水で好まれる黄色も、入院の記憶と結びつくと嬉しくない。
記憶は操作できる。色は塗り替える事ができる。
想い出は反芻する中で、色あせる部分と強調される部分がある。
ある程度、意識して努力して、(むろん無意識的にも)
心の中の景色を変化させる必要がある。
旅行に行けない私にとって、この電脳玉手箱はプチ旅行。
海外ブログが好きだった私は、この頃渋い自然の妙に心打たれる。
一つは以前から遊びに行かせて頂いている、「季節の窓」
その繋がりで、先日初めて遊びに行って、
その紅葉の見事さに心打たれた「今日も元気でCiao!」
皆様も、どうぞこちらで紅葉のもと、散策なさって下さい。
心の中が温かくなるような、燃えるような紅葉。
美しく展開するフォトストーリー。ロマンチックでしょ。
海外もいいけれど、日本の旅もいいなあ。
そんな気持ちにさせられる、お2人のブログに癒されています。
幾千万言の言葉よりも、自分に寄り添ってくれる自然の景色、
折々の季節、その僅かな一瞬を切り取って見せて下さる。
その眼差しの向こうにあるものに、ありがたく癒されている私。
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穏やかにものを眺め慈しむ時間やゆとりを失くし、
読んだり書いたりすることも、考えることも少なくなって、
少しだけ電脳玉手箱にハマっている私。
昼も夜も朝も、景色を一瞬見ては、心を切り替え
頭を切り替え、仕事に向かい、いまだ見ぬ土地に思いを馳せて、
ワープする一瞬。それが、日課のような・・・。
感情の喜怒哀楽とは別のところで
自分のために開かれた景色と対話する、その一瞬を
写真から頂いているのです。
これが、私の待降節のカレンダーの小窓、
心の景色を塗り替える技、
最後の一葉を毎日壁に描いて頂いている心境、
この数々の景色は、私にとって励みです。
知らなかった景色、見たことも無い花、初めて聞く名前、
まだまだ世界は広くて、娘と共に、家人と共に、
行きたい見たい知りたい世界が広がっていることに、
辛い時、疲れた時、思い出させてくれる、
そんな電脳玉手箱の彼方の景色なのです。
心の中を塗り替えてくれる景色なのです。
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