灯りを愛でて

午後から今年最後の勉強会を終えて、待ち合わせ。
ルミナリエは凄い人出だし遠いけれど、
勉強会の場所からそれほど遠くない、ここ天王寺。
18時から音楽と共に点滅するイルミネーション、
小規模ながらも燦然と輝くパフォーマンスも美しい。
ミニコンサートも開かれ、夕暮れを行き来する人の足を止める。

小さな出店、季節を盛り上げる小物
コーヒーショップからクリスマスブレンドと称して、
芳香が漂う。その横を上下するガラス張りのエレベーター。
プレゼントの買い物なのか、週末のデートなのか、
若者と家族連れ、人々のざわめき、これで、
本当の雪でもちらつけばムード満点のきらびやかな世界。

クリスマスイルミネーションは、雪の結晶をかたどり、
小さな聖所の趣きを漂わせるデザイン、でも・・・
かのジーザス・クライストが嘆いたように、
堕落したエルサレムの様相、ここは繁華街のど真ん中。
巨大な販促グッズ、客寄せの急ごしらえ季節ものの名所。
・・・それでも美しいものは美しい、仇花の電飾たち。
せめて今だけは無邪気に喜ぼう。この一画を、
巨大なクリスマスツリーと化した、あでやかな光を愛でて。

こちらでの勉強会は、年末年始を挟んで一区切り。
来年からは実習だ。その前に少し時間のある人とお茶。
年齢、きっかけ、普段の生活の中で抱えている問題点、
それらを乗り越えて勉強を続けて生きたいという気持ち、
学術的なことは無理でも、今の自分にできる範囲で、
少しずつ少しずつ前進しながら、伝えていきたいこと、
現状のままで終わらせたくない事が、一杯あるから。

クリスマスプレゼントに頂いたのは、小冊子。
リプロダクツ・ヘルス・ライツ用語小事典。ハイハイ・・・。
話し合いはなかなか一つの形を作るのが難しい。
それぞれの到達度・進度がが異なるから。
個人の抱える視点は、生活・生き方そのものが基盤。
それぞれの壁は自分で乗り越えるしかない、試練。

和やかな中にも緊張と期待を秘めて、閉会。
キッズプラザで楽しく家人と過ごした娘は、ご機嫌。
イルミネーションゲートを満喫してから、LOFTで買い物。
人生ゲームとUNO、入浴剤を買う。
そしてイタリアンな夕食。急いで帰宅。
シロが散歩を待っている。
楽しい一日はあっという間。
君は今年のプレゼントをサンタに頼もうとしない。
もう、サンタを信じなくなってしまった8歳なのか。
かーちゃんは、何となく寂しい。

クリスマス・イブ