Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

お湯のぬくもりに癒されて

助っ人は小児科・整形外科の看護師なので
さくさくと仕事がはかどるはかどる。もう超強力な助っ人。
今までこの手の仕事では、こんなに頼もしい助っ人の経験なし。
奇遇なこととに年は離れているものの、小学校時代同じ町内、
隣の小学校同士とわかり、仕事の合間に話が弾む。
人間、どこでありがたいご縁、繋がりがあるかわからない。
今回の仕事に気乗りしていなかった私の不安感を察して、
神のお導き・お助けがあったとしか思えない。


天候には恵まれていなかったものの、缶詰状態とまで行かず、
しばし時間を許されて外に。パウダースノーを踏みしめる。
樹氷は残念ながらガスっていて、観る事叶わず。
せめて「樹氷もどき」だけでもと写真に収める。
いつか娘にも見せたいものだと、絵葉書を求めて送る。
まあ、私の力ではここまでが限度。
でも、それらしきものがほんの少しでも見られて嬉しかった。
こんなふうに白銀の世界を味わうことができたのは、
久方ぶり。仕事では6年ぶりだ。


  


ここは内湯も露天風呂もそれほど濁ってはいないが、
しっかりと硫黄の匂いがする。懐かしい温泉の匂い。
かつて修学旅行でこの地に来た時、同級生が防水だからと
腕時計をしたまま入浴、大変なことになった思い出が蘇る。
時間が空いているうちにと大急ぎで入浴。
雪見酒、いやそれは無理。雪見風呂、なんて贅沢。


夕暮れの景色も、窓枠も、湯面に映る電灯も、
気の張る仕事の疲れを癒してくれる。
幸いなことに耳の調子は今一つだが、痛みは無い。
自分で用意した朝の野菜ジュース、規則正しい食事、
夜はかなり無茶苦茶だが、思いの外順調。
お湯に癒され、思い出に浸り、仕事に戻る。

 

 

 

夕暮れ時、仕事の合間を縫って独りで入浴しながら、
たそがれる景色を風呂の窓から見たのが、束の間の休息。
それでもいつも働いている場所を離れ、新しい出会いの中、
思い出に浸りながら日常を振り返り、仕事を顧み、
一息を付く。この貴重な時間、経験。

案の定、夜は看護師と時間外で病院へ。ふう。
でも、いつもよりエネルギーが漲っている感じ。
助っ人と雪景色と温泉のお陰で、私は元気。