Festina Lente2

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五色百人一首大会

さて、今日は市の小学校の有志で五色百人一首大会。
と言われてもピンと来ない、とーちゃんとかーちゃん。
だって、五色百人一首って何のことか知らないから。
娘の話だと学校で1度したことがあるらしい。
百首の和歌を5つに色分け。子供が取りやすいように、
覚えやすいようにを配慮された学習用の百人一首らしい。
私達の頃には無かったと思うが、いつからできたのか。


受付は1時から。なのに家人宅から渋滞につかまりヒヤヒヤ。
ぎりぎりに飛び込んだ。でもって家族はのんきに、ラジオで
NHKのど自慢を楽しみ、その後のお笑いを聞き、
到着してから見て驚いた。小学校のお遊びかと思いきや、
予選から勝ち抜きで決勝戦までのトーナメント方式、
指導熱心な担任に鍛えられた子供たちがひしめいていた。
低学年の部と、高学年の部に分かれてスタート。
さて、どうする、どうなる?

五色百人一首 豪華愛蔵版 CD付

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実は百人一首はいえにあるものの、小学校2年には歴史的仮名遣
難しかろうと家で遊んだことは無い。
ただ、一昨年嵐山を訪れた時に1度見てみたかった時雨殿で、
百人一首のゲームが色々あって体験した娘が喜んだので、
我が家のサンタがDSと一緒にプレゼントしたのがきっかけ。
上下(かみしも)の句をきちんと覚えるというよりも、
動体視力と反射神経を小さなゲーム盤の上で養ったに過ぎない。


大体、娘の覚え方ときたら味も素っ気も無い覚え方だった。
例えば「久方の光のどけき春の日にしづ心なく花の散るらむ」は、
「ひさしづ」というような感じで覚えてゲームしていた。
私はあんまりだと思ったので、読んでくれたらいいなと思い、
ちびまるこちゃんの百人一首の本を買ってあげたのだが・・・。


それはさておき、ゲームは20枚の札をそれぞれが10枚ずつ並べる。
17枚分しか歌は読まない。つまり空札(からふだ)あり。
お手付きをしたら、自分の取り札を相手に1枚渡す。
同時だとじゃんけんで決める。
読み手が次の歌を詠み始めたら、前の歌の札は取れない。
対戦前と後、対戦者と挨拶して握手。礼儀正しく。


それぞれが座布団の上に正座。(娘よ、大丈夫か正座?)
取るぞと身をかがめている相手に対し、のんびりと正座のままの娘。
1回戦スタート。何度も同時に札にタッチ。じゃんけん。
あれ、いつもじゃんけん弱いと嘆いているのに、今日は強いね。
1回戦、勝っちゃった。予選はどうやら9回戦までするらしい。
何と9人と対戦、座布団を移動してどんどん遠ざかる娘。
ほほが真っ赤に高潮している。
暖房も入っていないのに、部屋が暑い。
家人は「子供の体温は高いな」等とのたもうている。


 


予選後、「全勝の人も居たんだ、6勝2敗1引き分けだった」と
しょんぼりする娘。いや、殆ど3年生が相手だもの、良く頑張ったよ。
参加賞にお菓子と下敷きが貰えるとのことで、結果発表を待つ。
何と、低学年の部16人の決勝進出者に選ばれてしまった!
娘も意外だとびっくり顔に嬉しさ一杯。
さて、決勝戦は観客の前で、舞台=壇上に敷かれたお座部に座って。


16人→8人 1枚差で勝ち。やったやった。運がいいぞ。
   →4人 何と娘が圧勝。13枚取った。
       準決勝。予選で当たった全勝の子と勝負。接戦!
       残念、1枚差で負けてしまった。
相手の子は決勝で負けて2位、娘は何と3位のトロフィーを手に!


親の方が信じられない気持ち。いや、びっくりです。
初出場で、3位。ありがたいことです。
自分に自信が持てるいい経験になったでしょう。
練習もせず、時雨殿とてたまにしかしないゲームなのに、
柔らか頭の子供の中に、和歌はゲーム感覚で入っていたのでしょうか。
ニコニコ顔の娘と一緒に、親子3人お茶して帰宅。
無欲な勝利、意外と本番に強い娘の姿を見た日でした。


ちなみに親は、高校時代百人一首を覚えた記憶が。
今、どれぐらい頭に残っているかしら?
娘と勝負したら、きっと負けます。
でも、「負けて嬉しい花一匁」(笑)です。    

タッチで楽しむ百人一首 DS時雨殿

タッチで楽しむ百人一首 DS時雨殿