Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

今日という日

かなり疲れている。大きな行事が続いているのと、
個人情報云々ではないけれど、情報収集と整理と、
職場で大切なホウレン草、報告・連絡・相談を、
全く無視して動く人間が複数。
時間を切って仕上げなければならない仕事に、
バグやアクシデントが複数ではお手上げだ。
そしてバグは、予想されていたがどうすることもできない。
結局は人間関係から起こる。


この時期仕事は年度末、年度始めで混み合っている。込み入っている。
更に、人事異動と勤務評定も一度にやってくる。
強いて言えば心身共にプレッシャーが掛けられているのに、
仕事の負荷は増える一方、チームワークとして結束が欲しい時に、
上から崩されていく一方で、末端としてはどうしようもない。
そんな感じ。処理し切れない。対処しきれない。


人数がかつかつで、休まれたり遅れたり連絡が入らなかったりしたら、
もうどうしようもない。身動きが取れない。
わからなければ、自分から融通するなり動いていくれないと、
という自己判断ではなくて、適当にさせてもらうという勝手で動く。
そういう人が余りにも多い職場。
しわ寄せは、人数的にも組織的にも弱い所に来る。


今までで一番、病人・怪我人・脱落者・諍いの多い職場。
思いやりや連帯感よりも、棲み分けと陰口、
したい事しかしない人としなければならない事をする人の差が、
余りにも大きすぎる職場。そのしわ寄せが一気に来る年度末、
象徴的な今日。疲れて疲れて疲れて。


若い人、といっても20代は殆どいない。30代も少ない。
日本全体の人口が減っているように、職場もそう。
全体が老化。そして、仕事のピークに噴出する。
経験者は流れに乗って何とか仕事量をこなす。
しかし、若い人は・・・と、十把一絡げにするのは失礼なのだろうが、
わからない、きかない、調べない、ではお手上げだ。
ずーっと横に付きっ切りではないのだから。


この職場で若い人は寂しいだろうと思ったりもする。
20・30代が殆どいないので、ちょっとしたことでも寂しいだろうと。
気疲れもするだろうし、やりにくい事も多いだろうと。
ところが、実際はその少数の若い人が、
「自分たちの流儀で好きなようにやらせて貰う」を貫く輩。
ホウレン草なし、報告連絡相談なし。というより無視。


先のことを考えずに仕事をする、したつもりになっている。
書類を持って出たまま、帰って来ない。
口頭で連絡するからと、時間通りに報告書も出さない。
食事に行ったきり、戻ってこない。
自分の持ち場ではなく、仲の良い人間のいる所へ行ったっきり。
これが仕事のピークとは思えないこの数日。

「命令違反」が組織を伸ばす (光文社新書)

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年配者、責任者、統括者、指導者、そういう立場にある人は、
下からの余震のお陰で仕事が増え、気苦労が重なり、
病気になり、ケガをし、余裕が無くなり、休みがちとなり。
そして年度始めに必要なものが間に合わなくなる事態に。
しかし、転勤(退職)が決まった者は脱北組ならぬ脱出組で、
後は野となれ山となれ。それに近い状態。


人生は、仕事は思い通りにならないことはわかっている。
だからこそ、普段からの関係が大事だと。
だが、去っていくからと今まで貯めていた鬱憤を全部、
膿を出すかのごとく、復讐するかのごとく、
職場そのものではなく、個人や部署、持ち場、役割、
わずかその日一日の責任において投げ出したり、
放り出したりする人が余りにも多い。


全体が殺伐としている。仕事が多い日、一斉に動く日、
余裕がない日、申し送りができないまま・・・。
自宅にまで電話が掛かってくる日。
色んな訴えや諍いについて聞かなければならない上に、
仕事がバグやアクシデントなど諸事情で滞り、
大きな穴があいた今日。


誰もやりたがらない部署の担当を任されるということ。
誠意や責任感というのは、お人よしやこまめに通じる、
良い意味のものではなくて、単に押し付けられる側。
遣い回しされ、適当に割り振られ、外部の非難の矢面になり、
モチベーションも実績も維持できずに、
崩壊していく土台そのものだと実感する毎日だと、
痛感した今日。


何のための仕事か、人間関係か、わからない。
塹壕から見えた蝶々に一瞬気を取られ、狙撃を受け、
最前線で息を引き取る一兵卒の気分。
西部戦線異状なし』だなんて、「異状なし」なんて
とても言えない、言えやしない。言いたくもない。
理想とまでは行かないまでも、それを夢見ていても、
思い通りになどならないものだとわかっていても。
・・・ハードな一日。

最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか

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失敗学のすすめ (講談社文庫)

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