Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ほんの少しのことで

久しぶりに怖い夢を見た。昔、修論に苦しめられていた頃、
唯一最初で最後の一人暮らしをしていた頃に、よく見た夢。
閉めているはずのドアが開いて、見知らぬ誰かが
勝手に入ってくる、侵入者の夢。
うーん、10年前によく見ていた悪夢がぶり返したか。


本日はちょっとした試験にチャレンジするのだが、
できないとはおもわないものの、強い自信は無い。
相手次第、ミズモノの試験なので形が付けようがない。
出たとこ勝負なのだけれど、職場で疲労困憊していて、
何だか心の糸がほつれているというか、
心の布地として擦り切れてしまっていて、脆いというか、
そういう状態で試験に臨むのは抵抗を感じている。
そういう弱気な引け目のせいかもしれない。


こういうビクビクって、幾つの年になっても来るもの?
世間ではおばさん呼ばわりされる年齢なんだから、
もう少し図太くなれればいいのに、肝心な時に擦り切れる。
バリケードのような体でデリケートに出来ています。(笑)
「うなされていたけれど、大丈夫?」と家人にまで。
ああ、やっぱり夢を見て「怖い怖い病」が出たらしい。


休日出勤の家人を見送り、試験用の履歴書に貼る証明写真を撮る。
泥縄です。写真がいるのをすっかり忘れていて。
駅前のちょっとしたボックスの中で、一人でせっせとニコニコ。
プリントされて出てくることの早いこと。びっくり。
戻って、セルヴィアーノをちょっと触って、気晴らし。
諦めて書類を作成。出発するぎりぎりに仕上げ、駅へ。


何だか変な鳴き声? 随分間近に聞こえるけれど、
もしかしてこれは? はい、今年一番に見た燕でした。
「喉赤きツバメさえずる駅公舎 激励受けて試験に赴く」
こんな感じだったでしょうかね。

ぼくは「つばめ」のデザイナー―九州新幹線800系誕生物語

ぼくは「つばめ」のデザイナー―九州新幹線800系誕生物語

朝から左足がずっと攣っていて、突っ張っていて痛い。
うまく歩けないまま、やっと試験会場に辿り付く。暑い。
夜は寒いのに、昼間は暑い。待合室、暑い。
ほんの少ししか顔見知りがいないのは当然として・・・。
ベストを尽くさなければ。持ち時間は僅か20分。


20分で何ができるんだと思うでしょ。これが大変なんです。
で、頭の中である程度のシミュレーションが出来ているのに、
体と心の連携がちぐはぐで、今一つ、口から出てくる言葉がぎこちない。
ええ!? 私こんなこと言っちゃっているよ。
今はこう言わなくてはいけないのに、どうしよう!? なんて、
気が動転しているうちに、どんどん時間は経っていく。
口頭でも、自分ができなかったところはわかるので、
あれよあれよと落ち込んでいく。


普段出来ている(と思っている)ことの半分もできなかった。
あそこは、こう言うべきだった。ここでこの一言を出すべきだった。
何故、そういうふうに尋ねなかったんだろう。
わかっていてできない所が沢山あると、本当にがっくり。
幾つになっても試験の後は、後悔で一杯。
「もっとちゃんとできると思っていたのに」


左足を引きずり、買い物してやっとこさの帰宅。
休日出勤でも、半日で帰ることができた家人、お昼寝中。
MIDIファイルからセルヴィアーノに「サンダーバード」を
演奏させて、その4つあるスピーカーからの音を楽しんだ。
え? 何でサンダーバードかって?
今流行の車の宣伝のせいじゃありません。
これで育った世代なので、聞くと勇気が出る・・・んです。


体調は今一つなれど、ちょっと気持ちを落ち着かせ、
消化のいい洋風おかゆと、鶏肉とリンゴの炒め煮。
うまく歩けないので、車で送ってもらうと・・・。
高速を降りた途端に、左の頬から目にかけてピクピク。
ああ、日曜は出ないと喜んでいたのに。


家人に言われてしまった。
「よほど仕事に戻りたくないんだね」
本質的に仕事人間ですが、職務上や立場のせいで、
悪意や足の引っ張り合いに巻き込まれるのは嫌!
体は正直なんです・・・って私が弱いのか?


娘は着せ替え人形で遊んで待っていた。
ごめんよ、じーちゃんばーちゃんといい子にしてた?
「ママが作って行ってくれたポトフが美味しかったから、
晩御飯の後、カップで2杯もお代わりしに行ったの」
良かった良かった。作っていった甲斐があった。
「子供会のビンゴで、ミニバッグが当たったんだよ」
娘は娘の休日で楽しかったよう。良かった良かった。


短い再会、短い家族団らん。量より質で。
さて、3人3様、明日は月曜日。出勤か。
私の、○十代最後の誕生日、です。(笑)
「マンモスは、ちぎって食え」
ほんの少しのことで、アップダウン。
なんて、私らしいこと。

ほんの少し、勇気をあげる (To you from Fujiko Hemming)

ほんの少し、勇気をあげる (To you from Fujiko Hemming)

親がしてやれることなんて、ほんの少し

親がしてやれることなんて、ほんの少し

忙しいあなたのためのストレスを柔らげる (ガイアブックス)

忙しいあなたのためのストレスを柔らげる (ガイアブックス)