雨上がりの日曜日
梅雨の先取り、台風の先取り、豪雨・雷雨の雨音の凄さ。
でも、家人も娘もクークー寝ている。
どぉんという、雷が近い騒音としか言い様のない音でも、
すやすや気付かず眠っていられるというのが、羨ましい。
明日から、いよいよ出勤。連休と、例えれば農閑期のような時期に
運良く休めたという事で、実害少なく仕事に戻れそう。
出来なかった部分、先延ばしになった部分は、
相手の負担が増えるだろうから、敢えて連絡指示をしなかった。
この数日仕事から離れることで、離れ切れないことにプチ鬱。
でも、何よりも娘の笑顔が沢山見られて良かった。
いつもよりも念入りに、沢山ご飯を作ってあげられて、
おしゃべりが出来て、お勉強も見てあげられて。
凄まじい豪雨・雷雨は私の心の中とシンクロ。
勢いで押し流してしまいたい事が沢山ある。
天気は雨のち晴れでお日様が見えてきた。
でも、一日外に出ず、図書館にも行かず、過ごした。
肉団子スープやハッシュドポテトを作り、
新しい炊飯器から御飯を盛り付け・・・。
- 作者: 井形慶子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/03/21
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
何も持たなくても幸せに生きる方法―英国セント・キルダ島の物語 (講談社+α文庫)
- 作者: 井形慶子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/06/21
- メディア: 単行本
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
炊飯器が新しくなった。今一つ水加減がうまく行かない。
退院後、食欲はめでたく減って4キロ減をキープ。
でも、復帰したらまた何か口にしてしまうかも。
苛々を、何かと間食でごまかしてしまうかも。
家ではそうならないように、意識して生活してきた。
この季節おいしい水ナスの漬物、「和泉小町」を買ってきて、
残りの糠を種にして、新しく糠床を作ってみた。
せっかく家で精米して食べているのだし、
新鮮な糠は十分ある。捨て野菜の塩漬けレベルだが、
少しずつ糠味噌らしくなって来た、小さな糠床。
食パンの耳、鰹節、白いままの苺、きな粉、ヨーグルト、
鷹の爪、のりの佃煮、塩昆布等、ほんの少しずつ混ぜてみた。
綺麗な色の茄子の漬物が1日もしないで出来る。
ティッシュで水気を取って、かき混ぜて、糠の匂いをかぐ。
まだまだ未熟な、発酵の足りない糠床だけれど、時々、
一部分から「糠味噌以外の何者でもない」香りが一瞬。
仕事から出来るだけ離れて、プリミティブな常備食を作っていた。
大根・茄子・胡瓜を糠風味の塩漬けレベルで。
三つ葉のお浸し、ホウレン草の味噌汁、韮入り肉団子、
とんかつ用の肉を蒸し焼きにして、滲み出た油とにんにく醤油で、
マッシュポテトを焼き上げる。お見舞いのメロンをデザートに。
仕事から遠く離れて、家に籠る日は今日でおしまい。
豪雨・雷雨の夜が明けて、押し流されていくのは私。
また大勢の人の顔を観て、喉を酷使して、目を酷使して、
一日中階段を降りたり上ったり、ケースを調べたり、書類を作ったり。
再び会議に出て、頭を抱え、胸が詰まる思いで過ごす毎日が始まる。
娘が尋ねる。どうして日記を付けるの?
その時の気持ちをとりあえず書いておく。
年齢不相応、立場に矛盾する、感情的な記録を。
そういう形で残しておく。
君がもう少し大きくなるまで書けるかどうか。
書いておこう。今の気持ちを。今の生活を。
落ち込みも、鬱も、痛みも、書けるうちは浅い。
本当にしんどくなったら、絶対書けない。
だからね。
・・・出勤かあ。こんなに休むと、
さすがに緊張するね。さあ、どうする?
復帰直前に、大学時代の親友の退職の知らせはこたえた。
(全く違う職種だけれど)
正直、仕事を続けて収入と遣り甲斐を天秤に掛ける事ができず、
義務感や責任感だけで動き続けるのは辛い。
年金が付くだけ働いたから、辞めるのだという決断を下した人に、
そういう強さに、羨ましさを感じつつ、
自分は、復帰しようとしている。
なんだか、なんとも言えない気分。
- 作者: 根本橘夫
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2007/10
- メディア: 新書
- 購入: 4人 クリック: 53回
- この商品を含むブログ (7件) を見る
- 作者: クリストフアンドレ,フランソワルロール,Christophe Andr´e,Fran〓@7AB7@cois Lelord,高野優
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 662回
- この商品を含むブログ (17件) を見る