Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

『となりのトトロ』で始まる夏休み

娘は本日1学期終業式。夏休みは世間様の3連休で始まる。
通知表は数字ではなくて、出来るとよく出来るの間を行ったり来たりする、
○しか付いていないので、至って気が楽だ。
夏休みの宿題を片付けるつもりで、算数に取り組んでいた。
国語より算数が好きらしい。まあ、すぐに答えが出るからね。


退社後、実は整形外科へ行った。箸を持っても腕がぴりぴりする。
お試しテニス以外に、そんなに重いものを持ったり捻ったりという動作を
した覚えはないのだけれど、痛みが引くどころか昨日今日はとても痛い。
何かきっかけになった動作があるはずなのに。
結果は予想通り、テニス肘とかバトミントン肘とも言われる、
腕骨外側上顆炎(がいそくじょうかえん)、
又は内側上顆炎(ないそくじょうかえん)とのこと。


テニスをしなくても、日常の動作や重いものを持ったり、
色んな動作でなるらしい。うーん、お試しテニスで痛めた所を
じたばた家事で安静にしないまま、何かのきっかけで・・・。
今頃気になるほど痛み出すなんて・・・。若くないから後から?
いや、きっと何か力を入れて捻ることをやったとしか。
いまさら考えても遅い。とにかく肘を中心に手首や肩まで痛みが響く。
? もしかして7月決算期のパソコン入力のせい?


不安に連動して、痛みがあちこちに走り始めた。
一番嫌なのは、いつものお決まりの肩や背中の痛み以外に、
下腹部に痛みが響くこと。いやーな予感。
それも食後すぐに痛いのに、どう考えても胃ではない。
腸の狭心症と言われている、虚血性腸炎ではあるまいな。
憩室炎の痛みとはまた違うような気がする。


それとも、別の場所が関係しているのか。
とにかく嫌な感じのお腹の痛み。
食後すぐの痛みが強く、次第に引いていく所も気になる。
中性脂肪の値が高いから、この手の腸炎になっていても不思議はない。
ただでさえ暑くて、血が粘っこくなり易い上に、
先週末、直射日光を浴びて正直ちょっと疲れたからなあ。


今晩の映画は子供サービス、夏休み開始にふさわしい『となりのトトロ
主人公たちのように、お日様の光を浴びて走り回るには少々・・・。
軟弱者の私は、日焼けから来る疲労で、頭痛・ヘルペスが怖い。
それ以外にも、何かの引き金になりそうで怖い。
リンパの浮腫を悪化させる人も、ほんの少しのことで、
例えば、犬の散歩で走ったりバスに乗ろうと小走りしただけで、
足がパンパンにむくんだりするというから、気になる。
足元の痛みや、食後の腹部の違和感、胃痛ではない痛みが気になる。
映画を見て、あんなに走り回ること出来ないなあと溜息。

となりのトトロ [DVD]

となりのトトロ [DVD]

となりのトトロ サウンドトラック集

となりのトトロ サウンドトラック集

・・・久しぶりの整形外科、2時間半待ちの診察。
リハビリ室の先生は、左腕と比べ右腕の筋肉が硬くなっていると言う。
痛めた後ストレッチして伸ばしつつ、安静。その後筋力を付けるのが、
治療らしいが、もともと良く使う筋肉なので安静が不可能。
よって、治療も傷みも長引くとの事。あーあ。


確かに7月ちょっと無理したけれど、いや、無理というか、
年々同じ時間に同じ量の仕事がこなせない様になって来ている、
そんな感じがして仕方がない。集中力も途切れる。
体力も持たない。精神力はもっといい加減。
加減は「良い加減」にならない。諦めにも似た手抜き横行。
なのに、筋肉だけは筋力低下で傷み易いとは。


娘に何度も見せていると思っていたのに、意外とうろ覚えのストーリー。
私は何度見たか数え切れない、でも、見てしまう。
ここに描かれている「さつきとメイの家」に、いつか行ってみたい。
愛知万博の時は、とうとう行けないままだったし。
と、いつも気になるのだけれど、二人のお母さん、
七国山の病院に入院しているお母さんの入院はどれくらいなのか。
結核はいまだに軽視できる病気じゃない。
結核治療に関しては、先進国とは思えない日本。


外泊で慣らし退院をする、それほどの入院。
風邪で一時外泊が延期になってしまうほど大事を取っている。
怪我や病気は表立って表現されていない分、深刻な感じ。
クレジットに親子そろっての入浴シーンが出てくるまで、気が抜けない。
本当にちゃんと退院できたのかなあって。
単に、一時退院で本格的な退院までまだまだな感じ。
「入院」と口で言うのは簡単だけれど、
父親の入院と母親の入院では、家の中はどちらが大変か。


アニメを見ながら娘と顔を見合わせ、思わず笑ってしまう。
「似てるよねえ」「うん、似てるねえ」
主人公の父親は、とーちゃんこと、家人にちょっと似ている。
肝心な所で、ほんわかしていて頼りない。
その若い父親を見ていると、学生結婚だったのか?と勘ぐってしまう。
学者というよりも、のんびりした苦学生のような感じ。


画面に出てくる景色は、祖父母の生きていた頃の田舎を思わせる。
かくれんぼができるほどのとうきび畑。
野菜を冷やす水。ポンプからくみ上げる水。
土ぼこりの道、手ぬぐいをかぶったもんぺ姿、
田んぼの上を雲が走り、影が追いかけ、風が渡る景色。
「私たち、風になってる」を実感する景色。


「夢だけど夢じゃなかった」この爽やかなせりふが、
動くと思っていたのに動かなくなっている体や、
急に痛みが出てくる下腹部で連想されるとは、情けなや。
この年齢になってしまった、病気があるということが、
「夢だと思いたいけれど、夢ではなかった」と気落ちの原因に。
「自己管理」という言葉は立派で聞こえがいいけれど、
そこから落ちこぼれている自分を責める存在を意識してしまい、
とても「だるい」のだ。


家人は新しく封切られるアニメ映画『崖の上のポニョ』のメロディで、
ポニョポニョポニョ、メタボの腹♪と歌う。
全くもって余計なお世話であるが・・・、言い返せないのが哀しい。
疲れると痺れるような足の感覚が、病気なのか、
単なる更年期なのか、いわゆる加齢なのか。
疲労感が侮れない不快感になって、チクチク自分を苛む。


何度も見た事のある、同じアニメの映画を見ながらも、
感じたり考えたりしていることは、当然違う。
心弾むような楽しさばかりではなく、
あれこれ気に病みながら、自分に置き換えて見ていることが多い。
そう、こんなふうにして始まった夏休み前日、1学期終業式の今日。
週に2日は運動に来て下さいか・・・。
腕もお腹も夏休みになればいいのに。

となりのトトロ 森のめぐみシリーズ ウォレット

となりのトトロ 森のめぐみシリーズ ウォレット