Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

バカラ展2008

午後からの出張、研修兼勉強会は有意義だったと思う。
今の仕事内容、さすがに2年目ともなると訳もわからない状態から、
段々目鼻立ちが付いてきて、なるほどと思える今日のこの頃。
人を使うは使われる、一から企画する辛さしんどさも、
それなりに諦めの境地? で乗り越えられるような? 今日この頃。
沈みかけていた船から水を掻き出し、やっと面舵一杯?
そんな淡い期待を抱きながら、一歩進んで二歩下がる日々。


午前中ぎりぎりまでのルーティン、駅に向かう途中、
ラジオ番組は綾小路きみまろへのインタビュー番組。
思わず笑ってしまって、免疫値アップ。
目的地の駅で40分の空き時間を確保できるとみて、ランチ。
昼食を取れる時間は貴重。大抵は地下鉄の中やホームで、
インスタントミールに齧り付きながら移動。
これが普通の出張日の午後、ちょっと辛い。

 

何かと重い話題が多い研修前、殺伐とした気分を和ませる為にも、
椅子に座って一服。納得の出来るランチ。慣れたる一人食事。
このイタリアンの店は何年ぶりか。出張時にしか寄れない。
この店で面白い写真を発見。これで菓子パンなのだそう。
歯医者さんに置いてみたい・・・。

背広ネクタイの群れに埋もれ、TV取材にも取り上げられた実践例、
警察関係・芸能界、教育界、裏ネタあり、本音あり、ぼやきあり。
問題は自分の現場に持ち帰って、還元することができるか、
参考にできるか、たたき台に乗せられるかどうか。
自分自身が明確なビジョンを持って引っ張る気力体力が無ければ、
企画は一つも通らない。誰も何も手伝ってくれはしない。
要請という名目の元に、企画達成に向けて組織再編成。
命令系統システムを一つの旗印の下に作るからには、
単発の打ち上げ花火ではなくて、継続性、発展性のある土台作りを。


前向きになれるのは、今の企画がほんの少し軌道に乗ったから。
でも、これを続けてやる人間を育て、基本を徹底させるのはこれから。
あれこれ思うと、ちょっと息切れする。でも、「まだやれる」とも思う。
そんな私が出張がてら地下鉄の広告で見かけたのは、「バカラ展2008」
ああ、美術館が17時で閉まってしまっても、デパートが会場なら、
終業後でも間に合う。そう思うと、仕事帰りが楽しくなる。
この単純な「小さな楽しみ」が、今日の勉強会のハードさを支えてくれた。
 
        


街はもうクリスマス気分。何だか世界が違う。
先ほどまでの書類を前に、一室に閉じこもっていたのが嘘のよう。
ツリー、雪玉、クロス、赤白のコントラスト、雪の結晶、
トナカイ、サンタクロース、人形やリボン、記念オーナメント、
キラキラ輝くイルミネーション。こんな所で毎日働いていたら、
ああ、頭の中がどうにかなってしまいそう。

 

そんな店の中を通り抜け、上の階のバカラ展会場まで。
シャンデリア、グラス、置物、花瓶、アクセサリー。
普段見ることの出来ない、高級ガラス製品のまばゆい煌きに圧倒される。
何だか仕事でくすんでいた気持ちが、透明なガラスの中で、
少しずつ結晶化して透き通っていくような気持ち。
ああ、綺麗なものを見るってこんなにすっきりすることなのね・・・。
http://www.baccarat.co.jp/ja/the-world-of-baccarat.htm


クラッシックな形のものからモダンなものまで、セレクトされた作品。
小さなものから大きなものまで、いずれも手の込んだ作品ばかり。
現在は作られていない「美術品」になってしまった作品とは異なり、
購入可能な品々だが限定品で通し番号が付いていたりする。
または、昔のデザインを再び作ったもの。
最初から展示会用として作られてもの。

         

中でも目を引くのはポスターにもなっていた、こちら。
こういうものでお酒を飲んだりする世界って・・・。
王侯貴族かマハラジャか、とにもかくにも豪華千万きらびやか。


ちなみに、会場にはバカラ直営のBAR。
平凡な庶民としては、仕事後、週末の潤いの一滴をここで。
バカラクリスタルに注がれるオリジナルカクテルはベガ。
たいそう美味しゅうございました。
都会に出て来る度、ショットバーの梯子をした昔は今。
たまに飲むカクテルは、ささやかなご褒美。

            

ようく考えてみれば、今年は誕生日もバーゲンも何も買わなかった。
クリスマスプレゼントぐらい、自分にしてもいいよね。
ついでに、娘と一緒に使えるようなもの。
少しお姉さんになった娘もお洒落をして出かける時に、
身につけても可笑しくないような、年齢を選ばないもの。
久しぶりに、「女の買い物」してみました。
周囲の品物が余りに高価なので、ちょっとなら記念に何か一つ。
そんな風に乗せられてしまう、買い物心でございます。(笑)

           

さて、もうこれでクリスマスプレゼント(に匹敵する予算)、
自分用と娘用はゲット。
家人と待ち合わせて、娘のいる家に向かうとしますか。
11月も月半ば。早いものです。
明日は家人の通院日。娘の授業参観日。
土曜休日、家族はみんな忙しい。
小春日和の温かい一日でした。
バカラの煌きが、元気一杯になれる心の輝きに転じますように。

産地別 すぐわかるガラスの見わけ方

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