Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

授業参観とマリンバ

先週は休日出勤、今週は午前中丸々、授業参観。
関西文化の日で土日、博物館・美術館が無料になるという日に、
学校行事を設けて欲しくないというのが、我侭PTAの本音。
それでも行かざるを得ない。少しぐらい親らしいこともせねば。
朝の9:15から気合を入れて出かけた。出勤時と同じくメイク。
何しろ娘は「みんなのお母さんは若い。お父さんよりも若い」という事を、
気にしだしたお年頃。それを突っ込まれると、かーちゃんは辛い。


保育園の時は「お母さん何歳? 何キロ?」と訊くので、
「100キロ100歳」と言っても信じてくれていたのに。(爆)
若くて綺麗な!? お母さんの時に産みたかったけれど、
超高年齢出産で無事に産めただけでも、万歳三唱。
今時の出産事情からすれば、御の字、恩の字。


2時間目社会、3時間目国語。担任の先生は背広姿だが疲れた風情。
教室の花瓶の花は枯れたまま、昆虫観察の箱は積みっぱなし、
1学期と変わらない掲示物。姑のようにチェックしている自分が怖い。
かろうじて習字と、廊下の図画。2学期の内容。
みんな正面向いているのに、何故か横向き肖像画の娘。
好みの方向を選んだ上、先生が写したデジカメを見ながら、
描いたというのだが・・・。まあ、我が家のモジリアニだと思っておこう。

           

社会見学について、各班ごとに模造紙にまとめて発表。
「こうあれかし」「かくあるべし」の指導があって、今日の日を迎えたのかどうか、
かなり疑問の仕上がり。娘は一番最後の班で、イラストの殆ど無い字ばかりの模造紙。
説明は一番詳しかったけれど、それは発表原稿にするべき内容で、
数値のみ見易いように表にまとめて、色分けして書くべきだったなと、
すぐに資料の出来上がりをチェックしている自分が怖い。
全く職業病。


「最初から上手に発表できるわけではありません。
そもそも発表するということは、云々」という先生の説明。
しかし、どう受け止めていいか親としては少々悩む。
学習発表会でなくて、授業参観だとわかっていても。
そして休み時間。先生を軽く叩いたり、触ったり、まとわりつく子ども達。
その馴れ馴れしさに驚くと同時に、これが小学校なのかな、とも。
今時の生徒と先生ってこんな感じなのかなあ。
担任の男の先生、私より年配だから大変だと察するのだが。
何とか無事に国語の授業の最後、時間が余ったからと連想ゲーム。
きっと言葉に対する感覚をゲーム感覚で養おうというのだろうが・・・。

社会科見学に行こう!

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子供のための「発表力」トレーニング・プリント

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ドラえもんの国語おもしろ攻略 じょうずに話せ、発表できる (ドラえもんの学習シリーズ)

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ヒントを出す方が難しい連想ゲーム。
「ビール」という問題に解答者へのヒントが・・・「あわあわ」「黄色」
「飲み物」「大人」「夜」とこれだけ出てきても、まだ答えない。
娘が出したヒントは「麦」・・・うーん、難しいだろう。
お題「馬」に関しては「動物」それ以外なかなか出てこない。
娘が業を煮やして、「菊花賞」と叫び、他の保護者もうんうんと頷く。
なのに誰も答えず、「乗馬」とヒント、先生に叱られている。
そりゃそうだ、それじゃヒントに答が入っている。


このくらいの子供たちに連想ゲームって難しいんだね。
私は「シャープさんフラットさん」「がっちり買いましょう」の時代を経て、
NHKの「連想ゲーム」は、お茶の間の憩いのひと時だった。
だから「連想ゲーム」は強い・・・と思う。
授業の時よりも、生き生きゲームに興じる子ども達。
娘もやっと手を上げてヒントを出していたし。


そう、娘は教室の中で手を上げなくなっていた。
去年まではみんな競うようにハイハイと手を上げていたのに、
分らないのではなく、上げるのも馬鹿馬鹿しいという感じで、
周囲とお喋りばかりしている。何て悪い授業態度。
おまけに、机の上が・・・変?
後で聞けば、筆箱を忘れてきたとか。わが娘ながら何て奴。
1年の授業参観の時も教科書忘れてきていたっけ。


保育園の時と違って、知っているお母さん方は少ない。
おまけに教室内に入らず、廊下で参観するお母さん方の雑談がうるさい。
先生が注意しに行くほどうるさい。情けない話だ。
それに休日の授業参観、小さな子供を連れて見に来る保護者も多い。
必然的に、ざわざわした雰囲気になる。
おまけに今時の子供だからか、制服が無い小学校だからか、
防寒着を着たまま、フードを頭から被ったままで授業を受けている子供も。
「若い」お母さん方と違って、年齢的にも気になる。
制服のある公立小学校出身なので、授業中乱れた服装はとても気になる。


暑い寒いは個人的な体感温度に基づいてといっても、教室内で、
フード被って授業を受けるような寒さではない。これがリベラルか?
古い頭の私は、私語自由な児童生徒保護者に眩暈がする思い。
本日小春日和、温かないい天気。フランスに行きたしとおもえど、
フランスは余りに遠く、小学校内でウロウロ。
記念に図画・毛筆作品・学級文庫など撮影。


4時間目はPTA主催のマリンバの演奏会。プロのデュオで、
身近な曲、賑やかな曲、静かな曲、最後は校歌まで演奏して貰った。
それに合わせて歌う子供たちは、やはりかわいい。
高学年・低学年入れ替えで体育館を使うのだが、
よくよく考えてみると、娘は低学年の最高学年3年生。
早いもんだ。改めてちょっとウルウルしてしまう。


保育園の時、ひよこ・パンダ・ウサギと来た時も、ちょっとした感慨。
バラ・さくら・ひまわりと来て、年少・年中・年長となり卒園。
あれは先生も親も泣ける感動の卒園式。
そこまで強くは無いけれど、体育館兼講堂に並んだ児童達の中で、
ひときわ大きく見える三年生の子供たち。
親にしてみると、やっぱりウルウル。


そんな気持ちを知ってか知らずか、マリンバ演奏が流れてくる、
世界に一つだけの花』こういう歌を聞くと、うんうんと訳も無く、
手放しでそう思ってしまう自分がいる。親馬鹿そのもの。
堅苦しい教育講演会ではなく、ほっと人心地に戻れるような音楽の調べは、
授業参観の小さな緊張感をほぐしてくれた。
(ちなみに去年は人形劇? 腹話術?)
芸術鑑賞を兼ねて授業参観というのは、秋にちなんだ行事の組み立てだったのだろう。
小学校側の配慮は有り難いが、しつこく強調。
関西文化の日、学校行事に使ってほしくなかった。


娘は給食、そして学童へ。私は一時帰宅。
家人は病院から帰って来ただろうか。
今晩の買出しに行かねば。大量に簡単に出来るものは・・・?
そして、お年寄り達が寝てしまった後の、私達のお楽しみは? 
マリンバの音色に癒され、小学校に別れを告げて、
献立と気晴らしを考えながら、土曜の午後は始まる。

もういちど聴きたいクラシック ― 安らぎ

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マリンバ小品集

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クラシカル・チルアウト

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