Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

亀岡時間を求めて

写真アップしました!(12/31)
でも、縦横が調整できません。何故?

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娘は元気にスキーキャンプへ旅立っていった。
ハチ北高原はいい積雪になっているそうだ。
さて、犬も食わない喧嘩の仲の私たちは、
娘を見送ったその足で、箕面のトンネルを経て、
一路京都亀岡へ抜けた。ほとんど車の来ない年末の田舎道。
日曜のせいか、途中あちこちで朝市が立っている。
正月用の切花や金時人参、薩摩芋、牛蒡、黒豆等の食材をお安くゲット。
他にも目移りする美味しいものが沢山あったが、
昼頃には亀岡の市内に入りたい。


鄙びた市の脇には人々がペットボトルを抱えて並んでいる。
何でも、お乳の出がよくなる清水が湧いているのだそうだ。
この山裾の湧き水ならば、確かに体に良さそう。
のんびりとドライブしながら、あっという間に山越えで
大阪府から京都府へ。この辺の地理関係がよくわからない。
矢印を見れば、高槻・茨木へすぐ抜けられるのか?
妙見山・能瀬へも山一つ向こうなのか。
遠い遠いと思っていた京都の奥座敷が、年末の空いた道路のお陰で
あっという間の1時間半ドライブだ。


あの巨大なガラスの建物は何だろう? 街中とも言えない場所。
道路沿いに馬鹿げた巨大なガラスの温室・・・なわけないか。
どうやらあれが道の駅? 何とまあ、近づいてびっくり。
これが亀岡市の道の駅 「ガレリアかめおか」人・文化・情報の十字路だそう。
どこが亀なんだか、とにもかくにも未来空間って感じ。


Galleria Kameoka 国道9号線の目印ともなる巨大な空間。
単なる道の駅ではなくて、どうやら亀岡市生涯学習施設兼
結婚式場、大浴場。コンサートホールもあれば、図書館も。
陶芸室・調理室・工作室などもあり、お正月の活花を楽しむ姿が。
バイキングのあるレストランで一服したかったが、年末閉店。
せっかくなので、真昼間からだがエイジレスセンターで入浴。
外には穏やかな日本庭園が広がる。
館内は年末にも拘らず受験勉強にいそしむ学生の姿、
家族でおしゃべり、お年寄り仲間でお茶する姿も。
むろん、店内では丹波特産物・正月用品を買い求める人々が。

 

 

亀岡は心学の祖、石田梅岩で有名だが、家人は知らない。がっくり。
庶民にわかりやすい学問を説いた彼は、教育を志す人間でなくても、
日本史には必ず見る名。ああ、だからガレリアかめおか、
生涯学習都市宣言の町なのか。彼にちなんで構想・建築。
だからこんなに設備が整っているわけね。

画文集 亀岡百景

画文集 亀岡百景

京から丹波へ 山陰古道―西国巡礼道をあるく

京から丹波へ 山陰古道―西国巡礼道をあるく


案内所で地図と見所を聞き、市内中心街へ。
歩いて回れるという町らしいが、由緒ある歴史の街は・・・
亀岡市内を見る為、教えて頂いた駐車場へ。
さてお昼時、何を食べよう? 旅行資金を郵便局で下ろしてみれば、
お向かいに鯖寿司の看板が。


「亀岡時間」というのは、案内所で貰ったパンフレットの名前。
鎹の娘が旅立った今、夫婦は「時間を外してぶらり亀岡、
のんびり行こうよ! Kame time 亀岡時間」のキャッチフレーズ。
サブテーマは「癒 知 遊」
私のブログではないけれど、「ゆっくりいそげ」に叶うテーマ。
本来トレードマークが亀の私には、ぴったり。
もっとも、本来が亀だから世間のペースに乗って生きて行くのがしんどいのだが。


知る人ぞ知る亀岡は、京都嵐山から電車で25分。
トロッコ列車保津川下りが名高い。これは夏場の楽しみだ。
本日はお城下をのんびりてくてく歩く旅。
そのスタートとして、昼食は鯖寿司。
夏に訪れた美山も若狭からの鯖街道沿いになる
街道を経て京へ運ばれた海産物を用いた京料理
ご馳走の一つが鯖寿司。期待に違わず、正解。美味。
店内のパンフレットで、本日から文化資料館が閉館。がっくり。
店の人が「せっかく亀岡に来てくれたのにすいません」と。いえいえ。

亀岡というと亀山城明智光秀が思い浮かぶ。
信長の命を受け築城するも、後にその主君を本能寺で討つことに。
あとは、京都と並んで有名な山鉾で知られる祇園祭
京の奥座敷、戦国の武将達が刀傷を癒したという湯の花温泉
それ以外に、何があるだろう。


とにかく散策コースに従って、歴史の街、亀岡を
亀のようにのんびりと、城下町巡りに出かけよう。