異国の人へ
この5月の、国内ではなく、異国、外国からのアクセス記録だそう。
本当にこんなにたくさんの国々から? なぜ? どういう理由で?
私が実際に訪れている国よりも、遥かに多く驚かされる。
電脳玉手箱の妖精は、軽やかに行き来しているのか。
CROATIA Strasbourg(FRANCE) UNITED STATES Cairns(AUSTRALIA)
THAILAND CHINA San Francisco, CA(UNITED STATES) INDONESIA
TAIWAN FINLAND Mexico City(MEXICO) Bangkok(THAILAND)
Cebu(PHILIPPINES) Sacramento, CA(UNITED STATES) Brookline,
MA(UNITED STATES) ITALY AUSTRALIA SWEDEN UNITED KINGDOM
CZECH REPUBLIC GERMANY HONG KONG INDIA ELIZABETHTON,
TN(UNITED STATES) Kowloon(HONG KONG) Kuala Lumpur(MALAYSIA)
London(UNITED KINGDOM) Quincy, MA(UNITED STATES)
Arlington, VA(UNITED STATES) Hong Kong(HONG KONG)
Perugia(ITALY) Almaty(KAZAKHSTAN) New York, NY(UNITED STATES)
Irvine, CA(UNITED STATES) Monterey, CA(UNITED STATES)
West Hollywood, CA(UNITED STATES) Cluj-Napoca(ROMANIA)
Aarau(SWITZERLAND) Leuven(BELGIUM) San Jose, CA(UNITED STATES)
Perpignan(FRANCE) Cairo(EGYPT) Helsinki(FINLAND)
本当にいったい世界中のどれだけの人が訪れているのかわからないけれど、
ちょっと不思議な気分。私は世界中に知り合いがいるわけでもないのに、
電脳玉手箱が、こんな風に誰かをここに連れてきているんだとしたら、
とっても不思議。やっぱり不思議。いったい誰がどこから。
単なる中継地、通過点でやって来ているだけだよ。
そんな風に言われたこともあったけれど、
もしも本当に一言でも読みに来てくれているのなら、嬉しい。
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止めるのはいつでもできるから、続けられるだけ続けてみよう。
そう思いながら書いているけれど、やっぱり単なる自己満足じゃん、
自己満足のどこが悪いの? 自問自答しながら、でもやっぱり不思議。
日本ならばともかく、世界中から来るってほんと?
いったい何に、どんな風に?
翻訳ソフトが付いているわけでもない、私の日記ブログ。
仕事のポリシーが貫かれているわけでもなく、100%の育児日記でもない。
読書日記兼何でもかんでも気になることの雑記帳。
私は定期的に覗く場所も、何度でも行ってしまう場所も持っているけれど、
主にそれは写真がメインの場合が多く、その地その景色、その雰囲気に浸りたくて、
何度も何度も訪れてしまうということが多い。気分転換。仕事中の気晴らし。
窓から遠くの景色を眺めるように、美しい花に、異国の景色に、かわいい猫に見入る。
しかし、文字ばかり、単なる心のつぶやき、巨大なつぶログでしかない「ここ」に、
誰がどんな思いで訪れるのか、ある意味、謎。
たまに見るブックマークからのアクセス。本当に少ない。
毎日毎日一見(いちげん)さんの嵐で、びっくりする。
こんな言葉を辿って見に来てくれたの? さぞかしびっくりしただろうな。
調べていた事柄と異なる起承転結、思いつくまま、
「そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」の世界。
何しにこんな所に来ちゃったんだろうなと、すぐにきびすを返して、
去って行かれていることの方が多いのだろうな。
そんな風に自虐的な気持ちで書き綴ることの多い日々。
電波はどこから届くのだろう。
電脳玉手箱は、どこからどこへ人を運んでいくのだろう。
気持ちや心、ワクワクやドキドキ、そういうものも一緒に運んでいる?
私は知らない世界を垣間見ることができて、とある専門分野を中心に、
行ったり来たりを繰り返し、かつてのROMよりも積極的。
だからといって、強烈に情報発信しているというよりも、
リハビリのごとくキーを叩いて、沈黙恐怖?
何がしか文字を紡ぐのが日課、放電のような日々。
そして、たまにデータを見て、誰が一体何をまかり間違って、
それとも本当に意図的に訪問してくださっているのか、
ありがたいような不思議な気持ちで、数々の国名や都市名を見る。
自分が旅行した国も、まったく知らない都市も、
この電脳玉手箱を通じて、繋がっているのだと思えば不思議。
水無月の朔日に水無月の祓えを思う。
蘇民将来の茅の輪を思う。
回れ、輪になって、踊れ、一つになって。
電脳玉手箱の向こうでそんな風につぶやく妖精が、
夜な夜な私のところに訪れるのかもしれない。
誰かの言葉が、思わぬ智慧を、癒しを、発見を、驚きを、
笑いを、心揺さぶる話題をもたらす。
そんな繋がりは目に見えず、
背中を直接押してくれるわけではないけれど、
時には気になり、音沙汰なく過ぎてゆく人の気配に、
電脳玉手箱に記された水茎に、途切れがちな便りに、
ややもすれば心痛み、気にもしつつ、
明日に明日に、広がり流れていく今日の私。
今の思い、この思い。
電脳玉手箱の向こうにいる誰かのところに。
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