Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

美山からトロッコ列車

本日も旅のおさらい、写真の整理にお付き合い下さい。


かやぶきの里の道を登っていくと曹洞宗普明寺。
第二次大戦中に火災で焼失し、戦後再建された。
去年の家族旅行ではここまで登ってこなかった。
抹茶と和菓子の張り紙があるものの、お留守のよう。残念。


急いでバスが待っている所へ下っていかなくてはならない。
お稲荷様の橡の樹を見て、村落の萱葺きを眺めながら、
とっとと下るせわしさ。これが団体バス旅行の哀しさ。
運転しない楽と強行軍スケジュールを取ると、こうなる。
もっとのんびりこの風景を眺めていたかったなあ。


近所では滅多に見ることの無くなった立ち葵の花が、燃えるよう。
夏を感じさせる。紫陽花の季節は立ち葵の季節でもあったのだと、
改めて実感。バスに乗り込んで北山杉の美しい景色を眺めながら、
一路トロッコ列車亀岡駅へ。何故か駅では、狸がお出迎え。


列車が来るまでしばし休憩。カリヨンまであって、色んな曲を奏でている。
駅の外はラフティングの宣伝。ああ、渓流下り楽しそう。
私達のトロッコ列車は最終便。車掌さんはナマハゲだ! と驚いた。
ナマハゲではなくて、酒呑童子の扮装だそう。
それでは、早速トロッコ列車に乗り込もう。


座席が残念ながら、急流側と反対。立って景色を眺めることに。
せっかくの橋や川面が見づらくて残念。
トンネルが思いのほか多い。車内の電気がレトロ。

 


途中の駅でも何故か狸がお出迎え。
って、こんな途中下車で、今の時間からどこへ?
私達は嵐山から嵯峨野まで一直線だけれど・・・。

 


保津川下りで有名な地点まで来て、やっと私たちの座席側の景色。
残念ながら殆ど渓流は終わり、秋にライトアップされる紅葉の林。
緑を眺めながら嵐山へ、そして街中を抜けて嵯峨野最終地へ。


あっという間にトロッコ列車の旅は終わり。先頭車を間近で見る。
駅を出ると、昔懐かしい二宮金次郎が飾ってあった。
昔も乗ったはずなのに、全然覚えていない。
駅が余りにも変わってしまったせいだろうか。


嵯峨野から嵐山まで、バスが待っている所へ歩く。
以前娘が「わたりつきばし」と読んだ渡月橋が見えてくる。
ここに紅葉を見に来た時は、娘は小学校1年生だった。
早いもんだ、時間が過ぎるのは。


そして、このツアーで娘が気に入ったという老舗の漬物や。
漬物の作り方に興味を持つところが、社会見学最適年齢の小学生らしい。
そして、さすが京の町の漬物や。季節の花も美しく飾られて、
モダンな店内の「売らんかな」一見さんツアー客商売の雰囲気を和らげていた。

 


旅のおさらいに付き合って下さって、ありがとう。
今週の記事はまた追々アップします。
(入院中並の遅いアップで、自分でもちょっと哀しい)