Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

中秋明月祭2009大阪

休日出勤なので、連休の始まりは最初から潰れている。
いつもの平日と変わらない、それよりも気疲れすることの多い一日。
いつもと同じように終わらないのが、本日。
本来ならば、この日、難波宮跡地公園で行われていた
中秋明月祭に出かけるはずだったのに、仕事で抜けられず、
家人と娘のみ参加。残念無念。


何故ならば、シルバー連休の名にふさわしく、
お彼岸の墓参りをするため、今夜から家人の実家に行くことに。
高速道路が安いのは何よりだが、どれほど混んでいるか、
戦々恐々の思いで、夜19時前に出発。
もちろん丸一日仕事でぐったり、車内で爆睡。
気が付けば、あれよあれよと順調な流れ。
今迄で一番速いスピード。


・・・予想を裏切る快適なドライブ。
どうやら混み混みの隙間を縫って、空いている時間帯だったらしい。
土曜の夜とは思えない、こんなに走れていいものか。
こんなに流れていていいものか、これが高速道路ってものね。
あれよあれよと走って、快適にどんどん。
あれに見えるは? ライトに照らされる巨大なジェットコースター。
まさか長島スパランド? ずいぶん間近に見えるけれど・・・。

初めて立ち寄る休息場所。湾岸長島パーキングエリアに着いたのは、
20時45分。嘘でしょうと思うくらいの新記録!
おまけにここには「足湯」がある。ラッキー。
さて、休憩は足湯だと思いきや、営業時間は20時半まで。
がっくり。帰りに入ることを誓って、気を取り直して店内へ。
みやげ物売り場は煌々と眩しいものの、さすがに21時前だと
レストランも閉まっていて、食べ物のコーナーも寂しい。
でも、私たちには大きなお楽しみがあった。

現代中国歳時記―伝統行事

現代中国歳時記―伝統行事



中秋明月祭で家人と娘のお土産、嬉しかった。
何種類もの餡、本場中国の月餅、私の大好物。
海鮮を初めとして様々な餃子、娘の大好物小龍包、
(熱々で肉汁が楽しめないのは残念だけれど)
美味しいものには目が無いかーちゃんへの心尽くしの点心、
兼、ドライブ休憩時の我が家の今日の夕食。
テーブルにお茶、お弁当を広げるがよろしく、
中華三昧を楽しむひととき。
ああ、お祭りに行きたかったなあ。

 

この祭りはたまたま地下鉄で、歯科大の帰りの駅ビラで知った。
今年から催されたらしいが、来年もあることを期待。
中国は上海万博のためにイメージアップを図っている。
北京オリンピック開催後に明らかになった諸事による
 イメージダウンを払拭するため
 観光政策に力を入れてもいることだろう)


タイフェスタにそろそろ飽きてきた(贅沢発言)私たち、
次の美味しいもの巡りはここにしたいものだ。
新婚旅行を最後にこの10年、パスポートを無駄にした私たち。
海外旅行に縁遠い憂さを晴らすべく食べ歩きするから、
肝臓の値が今一つの脂肪肝なのだとわかっていながら、
生活習慣が変えられない私。
食い意地の張った私。

 


家人と娘曰く、「面白い出し物も沢山あったけれど、
試食コーナーも沢山あって、それだけでも嬉しかった」とのこと。
もはやデパ地下を巡り歩く、逞しいグルメ主婦のような発言。
でもって、あれこれ買ったのでおまけも付けて貰ったとか。
こまごまとした雑貨や、何と自分好みのお洒落なTシャツ(200円!)まで、
娘はお小遣いでささやかな買い物を楽しんだようだ。
食べるのにかまけて、単価を聞き忘れた月餅その他。


中秋節は本来、家族団欒の祭りでもある。
美味しく頂くご馳走、杯を酌み交わし、歓談し、
遠く離れた人々に祈りを捧げ、共に同じ時を楽しむ。
中国には1度しか旅行したことが無く、台湾は残念ながら一度も。
香港に至っては僅か1日、お隣の国とはいえ近くて遠い国。
それも四半世紀も昔に訪れただけの・・・。

 

娘の曾祖母に当たる方の初盆帰省叶わず、今回のお彼岸の御墓参りが目的。
今年3日間催される中秋明月祭も、見送るつもりだった。
私はやむなく出勤、幸い娘と家人は初のお祭りを見ることができた。
中秋の名月の侯、中秋節、関西在住の中国の方々のお陰で、
その雰囲気、文化、食、旅行気分で味わうことができる。
神戸と違って中華街を持たない大阪の人間にとっては、
お隣の国を知ることのできる良い機会。
娘よ、それなりに何か見て感じて来てくれた?

気づけば写真を撮ることも無く、あっという間に平らげ・・・。
お土産のピータンと月餅だけが残った。
そして、みやげ物売り場で目にしたにんじんサイダー、
トマトサイダーを試しに飲みつつ、小一時間。
胃袋満たされ、人心地付いて、一路目的地を目指すことに。
のんびり休息して、予定より30分ほど早く到着。
いやはや、23時前に着いて良かった。
シルバー連休の始まり、長い長い一日だった。


中秋明月祭についての美味しい記事は、此方に詳しいです。
写真も沢山あるので、興味のある方はどうぞ。