凹みたくないから

変更できる予定は多々あるが、変更したくないもの、
変更できないものもある。
幸い父の容態は安定。病院へは夜行くことにし、
予定通り研修・勉強会先へ出向く。
セクシュアル・ハラスメントについて。
様々な事例に際して、特に注意しなければならないのは、
ショックや戸惑いの余り、判断力や思考力が停止してしまう状態を、
合意や好意、同意と一方通行的に侵食し、エスカレートしていく行為。

普通そんなこと言わないだろう、しないだろう、ありえないだろう。
そういうことが起こる時、否定し切れずに巻き込まれていく。
ショックの余り訳がわからなくなる。
そういう説明を聞きながら、実は自分がこの一日二日の慌しさに、
静かに侵食されていることに気付かずにいる。
強がっているのではなくて、無意識に強がらないといけない、
そんな自分に気付く間もなく、疲れていく。

午後は自分が興味関心を持つテーマに沿って集まり、話し合い。
情報交換、自己開示、質疑応答、現場の状況、実に有意義。
短時間の間に様々な悩みを切り取り、解決に向けて方法を、
ささやかに愚痴を、基本的な疑問を、問題点の焦点を絞り、
そんな時間はあっという間に過ぎる。
急いで帰宅して駅まで来て唖然とする。

慌てていつもと違う駐車場、駅に少しでも近い駐車場に
車を入れてしまったのが失敗。1日幾らという定額ではなかった・・・。
昼間一日の駐車料金は、生まれて初めて払う高額料金。
これが自分の不注意、いつもと違うふわふわした心がなせる業。
これくらいの失敗と出費で済んで良かったと、思わざるを得ない。
思うようにしなければならない。父の入院3日目。

疑問スッキリ!セクハラ相談の基本と実際

セクシュアル・ハラスメントのない世界へ―理解・対策・解決

かつて家人が転院に継ぐ転院で大学病院に移った時、
30分掛かるか掛からないはずの道のりが、どこをどう通っているのか、
全くわからなくなり、家に帰り着くまでに1時間半も掛かったことがある。
見当識というには大げさだけれど、何か感覚がぶっ飛んでいる。
それと似たようなことをしただけのことだ。
自分にそういって聞かせて慰める。こういう時は良くあること。
交通事故なんかじゃなくて良かった。苦々しくはあるけれど。

かつて経験しているから思えること。
肉親を看取った友人が煮たような経験を語っていたので、
そういうものだと受け入れられる。こればかりは、
自分で経験してみないとなかなかわからない、感覚。
短時間離人症状的な感覚。
いわく言い難い、いつもと異なる感覚に囚われていて、
なかなか自分では抜け出せなかったり、
落ち込んでしまっていたりする。

凹みたくないから、受け入れるしかない今の状況。
こういうこともあるさと思いながら、大枚を駐車場にお布施。
ああ、情けなや。これも何とかの沙汰も金次第と思っておこう。
おかげで父はすこぶる口が利けるほど元気に。
昨日は囁く様な声だったのに、今日は声らしい声が出ている。
あれこれと連絡、打ち合わせ。最低限に。

記録魔の父の為に筆記具。まだ起き上がれないというのに、
メモしておかないと気が済まない質（たち）だから。
こういう父の所が似たかったなあ。
面会時間ぎりぎりの夜、売店前の明かりに温もりを感じる。
ちょっと飲み物を買い、甘いものを口にし、
一息ついてから、気持ちを切り替え買出しをし、帰宅。

病院にて私の心を和ませるスィーツ。
それは　こちら→　にて写真をお楽しみください。
ちなみに袋にはこんな文章が書いてあります。
甘くておいしいチョコなのに、（味は桃・栗・柿）
文言が人生を感じさせて面白く、ちょっとしみじみ。

桃栗三年柿八年、
梅は酸い、酸い十三年、柚子は大バカ十八年、
りんごニコニコ二十五年、女房の不作は六十年、
亭主の不作はこれまた一生！

チロルチョコ official book

スヌーピーのアメリカン・スィーツブック