Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

This is it!

休日出勤。仕事そのものはどうということはないが、
同僚の母上が亡くなられたというニュースを聞きショック。
老父が回復してほっとした私とは逆に、
彼からもはや意思の疎通ができなと、母親の話を聞いたのは先日。
「生まれて初めて救急車に乗ったんだよ」という呟きと共に。


就職時からの同期の桜、転勤を繰り返しつつ幾つかの職場を共にし、
普段からお世話になっているだけに、
彼が仕事をしながら介護をしていたのを知っていただけに、
老父や老母の日常が気になる故に、今回の訃報は胸に応える。
家族葬(密葬)はともかく、切ない。
こういう話題が付いて回る年齢だとわかっているけれど、
切なくて哀しくて仕方がない。
身に積まされ、やるせなくて仕方がない。


親が逝くのは順当、そうではないものは逆縁の不幸。
老父の退院、仕事の疲れで私は帰宅後ダウン、
仮眠を取ることに。家人と娘は食事に出かけた。
私は・・・食欲がわかない。
何だかとっても一人になりたい。

PEACE~平和への祈り

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ヴィジョンズ・フロム・ザ・ブック「聖書による幻想」

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布団から這い出して、時計を見る。
思い立ったが今。今、出かけなければ。
夜遅く、気分転換に久々、レイトショー。
今見なければ絶対後悔すると、追い立てられた気分。
そう、どうしても観なければと思っていたから。

マイケル・ジャクソン KING OF POPの偉大なる功績

マイケル・ジャクソン KING OF POPの偉大なる功績


ショービジネス界の逆縁の不幸ともいうべき、
マイケル・ジャクソンの最後のショー、
遺作となったリハーサルの記録映画。
まるでバックステージツァー。
This is it


観たい観たいと思っていたけれど、やっと今日今夜。
家族の賛同得られず、結局自分一人きり、
夜こっそりと見る羽目に。
それでもいい、私と同世代のマイケル・ジャクソン
思い出の中の彼と、この映画の中で出会うには。

スリラー 25周年記念リミテッド・エディション(DVD付)

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マイケルは、ほんの少しだけ年上。
というか、ほぼ同い年といってもいい。
だから、半世紀分の時間を共有したはず。(人生は雲泥の差だけれど)
子供時代の愛くるしい時も、長じて後、爆発的に売れた時期も、
次第に謎の人物のようになっていったのも、みんなリアルタイム。
仕事に就いた時から、多くのBGMの中に常に当たり前のようにあった、
彼の音楽、ダンス、映像、噂。

Michael Jackson's This Is It - The Music That Inspired the Movie

Michael Jackson's This Is It - The Music That Inspired the Movie


今や、彼が何を思い何を愛し、何を目指していたか知る由もない。
ただひたすらワールドツアーに向けて、
コンサートのリハーサルに余念無いひたむきな姿、
クリエイティブでフレンドリーな言動、年齢を感じさせない豊かな声、
いつも驚かされる精巧な動きの連続のダンス。

インヴィンシブル

インヴィンシブル


そして共にショーを支えるダンサー、ミュージシャン、
演出や音響、その他の舞台関係者、
彼が家族と呼んだその仲間と共に過ごしている、
マイケルの姿、生きている姿、ナマの姿、
ファンの最も知りたいアーティストとして、
充実している生前の姿があった。


This is it


彼はそこに居た。キングと呼ばれた男。
リハーサルの時間と場所をロックンロールの聖堂と変え、
GOD BLESS YOUと仲間に声を掛けた男。
音楽だけが彼の世界と周囲をつなぐ愛、愛の形そのもの。
非日常的な世界をファンに与えるために、
彼自身が非日常的な存在となり続けた半生、
その集大成が完成する一歩手前で、
突然この世を去った。
彼、マイケル・ジャクソン


This is it

LIFE MICHAEL 1958-2009 ライフ誌特別編集 マイケル・ジャクソン追悼

LIFE MICHAEL 1958-2009 ライフ誌特別編集 マイケル・ジャクソン追悼