出張後、忘年会

ハードな1日。
午前中ルーティンワーク、午後出張、夕方から忘年会。
頑張ったご褒美に忘年会があると思えばいいが、職場の忘年会はお付き合い。
歓送迎会と忘年会は基本的に顔を出すことにしている。
それにしても、今日は不登校や発達障害に関する講演とグループワーク、
4つの分科会に分かれて同僚と手分けして参加することに。
朝から降っていた強い雨は、晴れ女の私の威力、出張に出る頃には小止み、
到着後はすっかり上がっていた。ラッキー。

不登校の子供、引きこもりの青少年、増加傾向にある発達障害、
心療内科の範囲ではなく、精神科領域のものではあるが、
発達障害にしろ、学習障害にしろ、２次障害が付き物。
表に見えている症状が、実は本人の問題であったり、
家庭内に深く根ざすものであれば、一朝一夕にはどうしようもない。
不登校と十把一括りにされてしまうものの中には、
実は色んな病気が隠れていたり、発祥の兆しが・・・と、精神科医は語り、
学校での対応は千差万別、もっと丁寧に扱わないとと臨床心理士は語り、
サバイバーの青年は当時を思い出して泣き崩れ・・・。

ぐるぐる回る舞台のように目まぐるしい。
短時間で何もかも盛り込もうとするのではあるまいな。
少々不安にを感じたが、休憩の後は落ち着いた分科会となった。
本当に静かに向かい合う時間が少な過ぎる。
大事だ大切だと言いながらも、振り回されてしまうその一言に。
些細な一言にも人は傷つく、ちょっとした声掛けに支えられる。
どんな言葉を言われたくないか、実体験を語られると 胸に迫るものもあるが、
こちらの心の負担も大きい。
同じ一言が時と場所を隔てれば、全く別の意味にもなるというのに。

理解は出来る。しかし、責められているような気持ちにもなる。
知ってもらいたい、わかって欲しい。
その気持ちを前面に出せるか出せないか、
出し方が極端で、出さな過ぎたり出しすぎたり、その兼ね合い。
良かれと思ってやったことが、実はお仕着せにしか過ぎなかったり、
気遣いや遠慮が、冷たいと取られたり無視されたと思われたり。
お互いの感受性のツボが全く同じではないので、マニュアル通りにはいかない。
つくづく、どうせいって言うん・・・と哀しくなる。

不登校、選んだわけじゃないんだぜ! (よりみちパン!セ)

さすがに年の功で、事例に心痛めつつも心を鷲掴みにされて持って行かれ、
しんどくてたまらないとか、疲れを溜め込む事は少なくなって来たものの、
それでも無傷で済むかというと、やはり距離を取るのは難しい。
一人だけを見続けているわけでもなく、
あれもこれもしなければならない事は沢山あるわけで、
・・・見えない仕事や気遣いが、単なる気疲れや気負いにならないよう、
気をつけていないと胃の痛む思いが続くことになる。

幸い今日のケースワークは「何も知らない」基礎的なことから、
とりあえずここまでという路線まで、話し合いながら、
意見を出し合い解決策への見立てを探るものだった。
上から下ろされる模範事例ではなく、自分達で持ち寄っての話し合いは、
現場の雰囲気を知る人間同士にとってはありがたい。
あっという間に時間は過ぎて、お開きになった。
そして、一旦ことあれば、 とりあえず相談してみませんかのルートを広げる。
手持ちのコマを増やす。それが今日の収穫。

不登校という生き方 教育の多様化と子どもの権利 (NHKブックス)

不登校―その心もようと支援の実際

雨上がりの日暮れ時、外はイルミネーションが眩しい。
ここから都会の田舎へ取って返して、忘年会。

昔食べたことのある中華料理店の思い出が仇になり、
こんな料理では満足できないなあという感じに。
品数を少なくして、もう少し美味しいものの方がいいと感じること自体、
年を取ったということか。

昔はデザートが出る頃には、
残したお惣菜の数々をお持ち帰りの折にしたものが並んだのに、
今ではそういう事はなくなったらしい。
というか、お持ち帰りできないような内容の料理が増えているのは、
経費節約メニューだからか。これが今流行のメニューなのか。
昔ながらの味を同じ店に探して少々がっかりしている私の感傷、
フリードリンクというよりも、ビールだけが運ばれてくる宴会。
何だかなあ、紹興酒はないのかしらんと思っても時遅し。

ゲームに時間を大幅にとられ、食べるものも食べた気もせず、
流し込んだ感じ。 ビンゴは盛況。私は2000円分商品券が当たった。
今日の出張のご褒美代、娘には既にお土産の美味しいケーキを買ってある。
さあ、帰ろう。1週間は終わった。
水曜木曜と入れたり入れ直したりした仮歯は外れず、宴会の間ちゃんと持った。
良かった良かった。ゆっくり家で眠ることにしよう。
来週はもっともっとハードなんだから。

中華料理の文化史 (ちくま新書)

中国家庭料理のおいしい教科書