Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

元朝参り再び in 岡崎

謹賀新年
今年もどうぞよろしくお願いします.

  


車を停める所を探すのに難渋。岡崎東照宮龍城神社境内は物凄い人。
奉納太鼓の音、参拝客、お振る舞いに並ぶ人、縁起物を買い求める人、
ごった返しているが、心持ち以前より人が少ないような。
散らついた雪はすぐやんだものの、寒気は肌を刺すように冷たい。

 


祈りを捧げた後の恒例ウサギ汁(かしわのような味がするんだけれど)、
岡崎で八丁味噌を名乗れる唯一の老舗「まるや」のお振る舞い。
そして温かい甘酒。ほっとするひと時。
家人曰く、あとの店は八丁味噌を扱っていても「赤だし」なのだそう。
商標に「八丁味噌」を付けられるのは「まるや」だけなんだよと、薀蓄を語る。
今年最初の御神籤を引く。大吉。やったね!

 

 


家人は年男ゆえ、絵馬を奉納することに。
そういえば、ここは「龍城神社」なので、普通の神社にあるように、
干支の絵馬を大きく飾ってはいない。年がら年中「辰」の絵馬。
何でも家人が生まれた年に建て替えた社殿の瓦を葺き替える為、
寄付を募る看板が・・・。大病を経て守ってもらっているのは、このためか。
土地神、産土神にご縁があり、結構なことだ。


家康公縁の岡崎城を下って、川沿いの菅生神社へ向かう。
ここは有名な岡崎の花火を取り仕切る最も古いお社だ。
祈りを捧げ、頭の上に鈴を振って貰い御祓いして頂いた。
寒い中を火にも当たらず外に立っている巫女さん、有難う。
境内には伏見からいらっしゃった稲荷様もおわします。
お汁粉のお振る舞いだった。

 



停めた場所が悪く、迂回、遠回りをして車まで戻ることになり、
せっかくのお振る舞いの甲斐なく体が冷え切った。
帰り道、家人の実家から最も近い六所神社にお参りする。
娘の安産のお守りをこちらで頂いたのだから、お参りは必須。
家康公の産土神は家人の産土神でもある。
参拝客はいるものの、先着順のお振る舞いは終わり、
やや寒々とした雰囲気に。氏子の皆様、深夜までお疲れ様です。
私たちは、いつの間にか新しく建て替えられていた社務所・接待所に唖然。

 


何だか自分達の知っている場所ではないような、そんな一抹の寂しさ。
今年のラッキカラーは小豆色? それでわざわざお守りの色も?
おまけに、いつからこんなものが出来たのか、
私たちの知らない間に、かつてNHKTVドラマの舞台になった、
その観光効果を狙ってか、最近ブームの歴女とやらを呼び込むためか、
家康公縁の六社神社もこんなものが設置されているとは。


これで元朝参りはおしまい。来年は娘も参加できるだろうか。
余り深夜起こしておきたくないのだが、今日見る限りでは随分小さい子供の姿も。
余りに寒く、帰宅後さすがに入浴して暖を取って就寝。
これが寅年の始まり・・・。
年男家人にとって良い年になりますように。

ヘタな人生論より「寅さん」のひと言 (河出文庫)

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