Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

家族水入らずで参詣

昨夜大阪に戻ってきたが、みんなよほど疲れていたのか、
家族全員大寝坊。11時前起床。ああ、完全なブランチだわ。
家人の実家へ帰省していたので、今年は去年のように御節がない。
とりあえず有り合わせでご飯。寒い寒い。
午後から親子3人水入らず新年のお参り、仕切り直し。

 

まずはいつものように垂水神社へ。
昔ながらの由緒格式正しい神社らしい神社、
端正な佇まい、品格を持つ神社。
去年はあちらこちらと御神籤を引きまくったが、
今年は岡崎龍城神社で大吉を引いたので、ここではご神託は遠慮。


娘は小吉。末吉よりも上だと喜んでいる。
家人も小吉。よりにもよって親子で同じ番号、同じ御神籤とは。
真剣にお参りしてさあ帰ろうかという時に、家人は
「この暦だと、君は小厄だ」という。そんなこと気も付かずにいたのに、
言われれば気になってしまう小心者の私。厄除け御守を一つ買う。


今年の絵馬は少々迫力にかけるが、高松塚古墳の白虎図。
お膝元関西大学の資料室に復元されているためか。
3日目ではあるが参拝客はまあまあ多い。
境内の小さなお社一つ一つにお参りし、神社の由来である
神水を頂く。あの万葉集の和歌が石碑に刻まれている。
鳥居を出て駐車場の前には、いわくありげな説明が。
これは、民話や昔話、人権問題、差別の話としても有名な内容。


そして、片山神社へ。こちらはアサヒビール工場の真向かいにあり、
お布施で懐暖かいのか、大きく美しく「整備された」神社。
神聖さよりも人の手が加わった演出が大きく感じられる。
そもそも、入り口でお出迎えがこれ。縁起物の大きな幕。


おまけに手水は自動給水で、衛生的かもしれないけれど、
竜の口ではなく石の蛇口から。娘は味気ないと嘆く。同感。
その隣には、平成の今上天皇のお歌ではなく何故か昭和天皇のお歌が。
そして、映画の看板のようなべったりした大絵馬。
恒例の物とて、近所では有名らしいが、好みではない。
大きくはっきりくっきり。迫力はあれど、子供絵本・塗り絵のよう。
高さ3.6m幅5.4mのジャンボサイズの大絵馬。

 

古来、桃は厄除け、霊木として崇められてきた。
でも、丸々太った寅と桃の取り合わせは・・・。
更に商売が上手いというか、干支稲荷で自分の干支にお参り出来る。
沢山の御守、縁起物の類。どこの大社様かと驚くほど豊富。
ついつい釣られて、両親にも長寿と干支守りを求める。
それから足腰が丈夫になるようにと小さな根付も。
何だかこのお正月三が日、どんどんお参りに出費がかさむ。

 



最後に帰り道、阪急吹田駅前の泉殿宮(いづどのぐう)へ。
こちらは万博の時に地鎮祭を執り行った由緒ある御社。
泉の如く「力」湧き出る 厄を追い払い運を開く―が、モットー。
こちらの絵馬も大きいが、納得の出来る絵馬らしい寅。
この日、自分の好みに一番合った絵馬といえよう。

 

 

 
神楽獅子も有名らしく、御かしらがずらり。
写真を撮りつつ境内をうろうろしている時に、家人の声。
「テープじゃない、演奏している!」何と雅楽が始まり、
お宮の中では笙と横笛の演奏が。
普通どこの神社でも当たり前に流される、雅楽をこの耳で聞こうとは。
目にしようとは、ありがたいことでございますよ。


しばし、雅な空間に浸った後、余りの寒さに帰ろうとふと見ると、
こちらの絵馬には何と、このようなものが。
名産とはいえ、まさか絵馬になっているとは。
ちなみに今年御節は作らなかったので口にしていない。
正月以外に食べることがあるだろうか・・・?
くわいの絵馬とは。


本日これにて予定終了。NHKにて『龍馬伝』が始まったが、
見ているうちに疲れが出て眠ってしまった。
そう、帰省すると必ず体調を崩す。
すっかり風邪を引き込んでしまった。
風邪は体を復調させるための疾病だとか。
だとしたら、大阪に帰ってきてどっと気が緩んだ証拠か。
ではでは、皆様お休みなさい。

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お参りしたい神社百社―日本人の心の故郷・神々の杜を歩く (JTBキャンブックス)

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