小さな出会いと別れ
ちょっとしたボランティアの集まりでも、年度末の会議は慌しい。
要となるような人が思いがけない別れを告げて、今日限りだという。
それは珍しいことでは無いけれど、予想外だけに哀しみよりも驚き、
こんな風に別れて何時会えるともなく・・・。
知らない事を知る喜び、哀しみ。
知らないからこそ学び分かち合う喜び、楽しさ。
辛く、人知れず涙する様々な出来事に、いつの間にかあれこれ。
自分では意識していなかったけれど、そこに居場所が出来、
その場を占めていた人に、それとなく影響され、
いつの間にか忘れられない確かさに変わっている。
どんな人との出会いも、どんな素晴らしい場所も、
どんな素敵な触れ合いも永遠には続かない。
そんな当たり前の事を忘れて、ふと気が付けば、3月。
目の前に4月。ああ、誰かが抜けて、4月から新しい人。
職場でもボランティアの場でも、当たり前に当たり前の人の往来。
落ち込み続きの私は、去年お米プラザで見た科学パフォーマンス、
らんま先生のブログを覗いて見て、ちょっと一息。
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相談するときには過去を、
享楽するときには現在を、
何かするときには未来を思うがよい。 ジュベール
そう、らんま先生はブログの中で「日々旅にして旅を住処とす」の毎日、
その中に、きらりと光る名言を織り込んでくれる。
何故かこの頃はそういう言葉にしみじみしてしまう。
相談する時は過去、過去を振り返っても無駄という人もいるが。
享受する時は現在。朝三暮四になっては困るが。
何かするときは未来を。先行投資、そんな言葉さえ失くした、
教育を軽視する国と地方自治体に属しているが。
やってみせて、言って聞かせて、やらせてみて、 ほめてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。 山本 五十六
この言葉は父がよく言っていた。
これはほんに難しい。実に難しい。
自分が「耳を傾けてもらって、認められて、感謝されて」存在している、
そんな実感を一番持ちにくいのは職場だから。
何でもして出来てやって当たり前。
そういう事が増えてきて、モチベーション減少、落下。
この自分の気持ちをコントロールするのが・・・
幾つになっても難しい。
三月の風と四月のにわか雨とが五月の花をもたらす。
西洋のことわざ
ただ時間が過ぎていくのを待っている、そんな受身でいるわけではないが、
この年度末は少々凹みすぎ。我ながら情け無い。
気持ちの切り替えが、幾分早くなって来たと思ったのも束の間。
この半年は、小さな波がボディブローのように効いて来て、
ヘロヘロになって最終ラウンドまで持ちそうに無い、
そんな感覚に苛まれてやっと今日まで。
嵐とにわか雨が花をもたらしてくれる。
そう信じて頑張りたい。何とか4月までに気持ちを切り替えたい。
あちこち旅をしながらエコな科学を伝えている、
そして、今は無いお米プラザでの楽しい思い出を振り返り、
この1年間を思う、今日。
小さな出会いと別れがこれから続く毎日。
この年度末、そして年度始め。
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