Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

見学比較、次第に自虐

昔からある駅前スポーツクラブに行く。
こちらの方がキャンペーン価格で安い。
ただし、平日の好きな時間に1時間半のみの利用。
暇な人間じゃあるまいし、半日も過ごすはずも無い。
何しろ、昔よりも運動が嫌いになってきているのだから。


スタッフがいかにもバイトっぽくて、今一つ。
価格が安い分、給料が低いのか? 手抜きな感じ。
これじゃあ、近くの新設競争相手に人が流れても仕方が無い。
何しろフロントの雰囲気、対応が今一つ。
書かされる書類も、今一つ。みんなスポーツクラブに入るのに、
いちいちこんな個人情報を書いているのだろうか。


昔銀行や金融関係に就職する時に、就職試験を受ける際から、
持ち家かどうか、広さは、年収はどれくらいか、
両親の年齢や職業まで事細かに訊かれらたらしいが、
これも極端に個人情報をを記入するようになっている申込書だ。
入会する昼間からやってくる会員に、働いていない女性が多いからか?
主に収入を得ているのは誰か、勤め先、年収、それは入会に必要?
クレジット機能付きの会員カードを発行させようとする。


この記入にクレームを付けず、みんな素直に書いているのだとしたら凄い。
クレジット会社は、楽して個人情報取得できる。
むろん、カードの発行は強制ではないと言いながら、
書類の記入をさせるのならば、同じじゃないか。
スポーツクラブの会費というのはそれほど踏み倒されるものなのか?
最初2か月分は現金払い。後は引き落としなので、銀行印および通帳持参?
書類記入時に通帳を確認するのか?
手続きに時間が掛かるのも当然か・・・。


スポーツクラブの毎月の引き落とし金額は、生命保険の掛け金よりも高い。
言ってみれば受付業務は出歩かない勧誘員。
相当口が上手で無いと営業は出来ないのだが、
その辺、小難しい事を喋らずに済み、
手続きだけを淡々と説明するスポーツクラブの受付は、
生命保険のおばちゃんよりも楽かもしれない。
むろん、真の営業マンは「見学者」を案内するスタッフで、
自分の給料や査定に響くのか、笑顔を絶やさず入会金や登録料を
「自分の紹介ということで、ゼロにさせて(割り引かせて)頂く」という
お約束の殺し文句を忘れない。どこの施設でも同じだが。

ラグジュアリー・ガーデン

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  • アーティスト: オムニバス,ソウル・セントラル,スタジオ・アパートメント・フィーチャリング・シホコ・ヒラタ,レイ・デ・コパス,ベン・ヒューマン,アイデップ・フィーチャリング・エレン・ナズ,ジャズトロニック,キョウト・ジャズ・マッシブ,バー・サンバ,クリスチャン・プロマーズ・ドラム・レッスン・フィーチャリング・ロバート・ディ・ジオラ+ウルフギャング・ハフナー,ダイシ・ダンス
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駅ビルと言ってもいい、こじんまりとしたスポーツクラブは、
この地域では歴史のあるクラブだが、いかんせん、
地の利に乗じて客が来るのに胡坐をかいていてきたツケか、
大人の会員は、新しく出来た設備のいい他のスポーツクラブに流れているよう。
ある意味、子供中心の会員確保で持っている施設。
静かにマイペースで自分の時間を持ちたい人間にとって、
子供が泳ぎに来る時間帯は遠慮したいのかも。
もっともプールだけが共用でジムは大人だけ。


泡の出るお風呂とサウナ。これだけなのは少々寂しい。
昨日の施設では、プール内にジャグジーがあるし、
風呂はサウナはもちろん露天風呂もある。
マッサージ機能のあるジェット水流付きのお風呂も。
最新マシンを備えたクラブと比較すると、少々寂しい。
やはり、駅からの近さと側に買い物できる店がある利点が大きいか。


どちらの施設も一長一短だが、スタッフの訓練度合いでは新しい施設が上。
後から出来た分、顧客を開拓(もしくは奪う)気合が十分だ。
子どもと接する受付スタッフは、大人への切り替えが難しいのかも。
入会のサービスチケット、金券はここでしか使えないから、
結局こちらは吐き出しになるが、利息の殆ど付かない預貯金よりは割がいい。
それにしても・・・、みんな昼間から黙々と運動している
「高齢者」「中年」の多いこと。
そしてやはり、スタッフの孫・子のように若いこと。


この年齢差に違和感を覚えることなく、この場にいる事が出来るだろうか?
夜は仕事を終えた若い人も増えるのだろうか。
昼間のスポーツクラブは、何ともいえない不思議な世界。
かつて同い年の友人が一人、
20代からエアロビクスのインストラクターをしていた。
私のお付き合いの中では異色の彼女は、本業は看護師だった。
途中から、副業を本業に変えてしまった。


スポーツクラブの世界は、お高い会員になるとチェーン店何処でも行ける。
何でもお気に入りのインストラクターを追っかけて付いて行ったり、
休館日の異なる施設を巡り歩いているツワモノもいるのだそう。
そこまでして運動しないと、満足できないのかなあ。
ランナーズハイが生活の中に食い込んでいる感じ。
スタッフの言う所の「健康に対する自分の意識が強い方」が多いのか。
「ご自分の世界を持っておられる方」が多いのか。


免疫力を高めるために! 健康! ダイエット! 
こうもでかでかポスターを貼られると、
運動をしない人間は駄目人間。
現代社会でメディアリテラシーから取り残された、
原始人並に扱われているのと同然。
スタッフの会員やメンバーを煽る巧妙かつ営業色に満ちた
「言葉掛け」が無いと続けられないものなのか、
スキナーボックスの小動物の如く、何がしかの利点を求めて、
自発的に行動できるようになるものなのか、
自ら実験するしかないか。


まあ、同じ事を言われて、何度も同じ検査に呼ばれる事を、
毎年繰り返すよりはいいのかもしれない。
でも、まあ、何て社会は金食い虫制度を螺旋状に作っているのだろう。
無駄な検診と陰口を叩かれる、メタボ検診。
年齢と共になのか、更年期だからなのか、
年々チェック項目が増える検診。
大人の習い事は、頭を使わないで体を使えってか。
ちょっと自嘲的な気分に浸りながら退場。

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