Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

娘は藍の館 母は一人旅

休日出勤。娘と家人は朝から一路徳島へ。
冬のうちから予定していたはなはるフェスタ。
ある意味、私への誕生日祝いも兼ねて家人が宿も取っていてくれた。
なのに、事もあろうに休日出勤。かつかつの予定を切り上げ、
舞子までJRで、高速バスで一人旅、昼過ぎから一路徳島へ。


追っかけながらも恨めしい。
なんでこの日に仕事なぞせねばならなかったのか、
休日日和の晴天、しかし風は強く、かなり寒い。
まるで冬の日の晴れた空のようなお天気。
それでも、仕事を離れられた喜びで心は浮き立つ。


宮城県人二世が生まれ育った大阪よりも、
家人と出逢った徳島、家族の絆、ルーツの徳島、
産休育休の懐かしき土地、思い出尽きぬ徳島までの、
この距離、この時間、このもどかしさ。

(休息の淡路だとか)


電話をすると藍の館から徳島へ向かう途中だという。吉野川沿い。
もうすぐ合流できる。

(家人車からの吉野川沿い)


昨年の夏に停まった徳島駅前のホテル、道路の郵便箱には阿波踊りの像。
その後ろに徳島県唯一のデパートそごうが、ロータリーを回る渦潮模様のボディ、
徳島バスのエディ号(高速バス)が見える。
何もかも、懐かしい。

 


というわけで、家族が別れて再会するまでの数時間。
娘が過ごした藍の館(私はまだ訪れた事は無い)と、
まずは明るいうちの徳島をどうぞ。


とにかくJRで舞子まで行くのも初めてならば、
ここからバスに乗るのも初めて。乗り換えがわかりにくく、往生。
高速バス乗り場って、どうしてあんなに高い橋の上にあるんだか。
風が強くて、冬場ならもっと難儀しそう。
それでも明石大橋から見える海に心が弾む。

 


徳島は知る人ぞ知る藍の国、藍染の街、町名も藍住町
藍の館藍染めについて学ぶ、絶好の場所だ。
娘が幼い頃一度体験させ、大阪に来ても体験、これで3度目になるのだが、
私がとうとう連れて行けなかった藍の館を家人と娘が訪問。

 

 


説明を受けながら熱心に作業に取り組んだよう。家人はタオルを、娘はハンカチを。
私へのお土産にはストールを購入。ありがとうねえ。


  

  


「青は藍より出でて藍よりも青し」この言葉を何とか覚えた娘。
しかし、その奥の意味をまだわかっていないよう。
かーちゃんは願わくば娘が「出藍の誉れ」にふさわしい成長をと祈る。
親馬鹿かーちゃんとしては、祈るぐらいしか出来んからね。
それにしても一緒に体験したかったなあ。


さて、合流する間、孤独な私が駅ビルの地下で見つけたお土産ものは、

  

そう、徳島特産のすだちをモチーフにした地元キャラ、すだち君。
私たちには御馴染みだが、全国的にはどうかな。
すだちの美味しさに目覚めたのは、徳島に来てからだから。
そして、徳島ではお茶畑もけっこうある。鳴門でも庭先で植えていたお茶の木。
道の駅でよく買った相生番茶。宇治や知覧とは格が違うかもしれないけれど、
まずはどうぞ。


そしてお隣高知県のお土産も抱合せ販売。坂本龍馬グッズも盛り沢山。
入浴剤に、ファイルに、これは? 筆まめだった龍馬をもじって?

 

 


家人と合流した後、一緒に食べた「滝の焼餅」湧き水、「錦龍水」で作った餅。
あんこが入っているのでやだーと、娘は風の強い歩道橋の上で、
発光ダイオード工作、LED体験にいそしんだ。

 

 


なかなか女の子らしい、夢のあるかわいい作品に仕上がったよう。
そう、何故徳島にやって来たか。
それはこの発光ダイオード、LEDの作品群を見るため。
何としても夜でないと鑑賞出来ない輝きを見るのが一つの目的だった。
しかし、日暮れまでまだ時間はある。


かーちゃんは、規制緩和のお陰で出来るようになった献血に久しぶりに。
(海外渡航者はストップが掛かっていた為)
昔と違って、TVを見ながらベッドに座って献血
家人と娘はホテルで寛ぎ、夜の散歩に備えた。
これが今回泊まったホテル。ぴかぴかで綺麗で、上には露天風呂。
インターネットも使い放題。朝食はバイキング。交通至便。
お向かいは、昨年泊まったホテルと駅前。
南国らしい風情に心が安らぐ。

 


大阪よりも遅い日暮れを待っていざ出発。LED王国、徳島の夜へ。