ひょうたん島クルーズ
爽やかな朝、上げ膳据え膳も嬉しい旅行の朝、
たった一泊二日の旅の贅沢は、家事もせずのんびりできること。
昨夜はホテルの露天風呂で、月夜のジャグジーを娘と楽しみ、
今朝は徳島の名産をバイキングで楽しむ。
あちらこちら行きたいところはあれど、今日の午前中は
とーちゃんとかーちゃんの思い出のデート再現、
娘を伴って久しぶりのひょうたん島クルーズに。
動画を観たい方は、こちら→
眉山のふもと、川に抱かれ海を臨む景勝地の県庁所在地、
四国三郎の吉野川の恵みをほんの少し、
大河ではなく街中の新町川周辺で、大阪の中之島ならぬ、
川面と橋と歴史が辿れる水上の旅、ミニクルーズ、
それがひょうたん島クルーズの醍醐味。
10年前とは打って変わって綺麗な水を取り戻した川。
LED会場を全て見て回ることは出来なかったけれど、
朝日を浴びてその名残を楽しむことに。
橋のたもと、空に泳ぐ銀色の魚の群れ。
何時見ても元気が出る懐かしい彫刻だ。
まず新町川沿い、ボードウォークの船着き場まで来て見れば、
先客は水鳥。船頭さんことNPOの方が町の成り立ち、
数多い橋の歴史をかいつまんで説明してくれる。
いつもは何気なく通り過ぎるだろう端の上からの景色と、
とても違って見える川面からの景色。
水門、水しぶき、振り返れば水面に尾を引いてボートは走る。
その向こうには懐かしい眉山、緑滴る春の姿も麗しい眉山。
LEDの色がどんなものなのか、昼間はわからなくなってしまったアート、
川沿いを徳島名産の青石で補修した様子があちらこちらに。
その石の積み上げ方も、様々な模様を織り成して美しく、
かつては城下町だった頃の名残も見えて、趣きのある風情。
人柱が埋まっている伝説のある橋、満潮時は頭がつかえる橋、
色んな橋の下を通り抜けてぐるりと海近くまで出て、
そしてまた戻ってくると、かつては大勢の人でにぎわった高速艇乗り場、
マリンターミナルからの道が見え、今は閉店してしまった、
10年以上前に結婚式の二次会をした場所が見え、
県庁のまん前に「ケンチョピア」の異名をとるヨットハーバー。
昨年夏の旅行でランチを取ったフランセ蔵の店を川面から眺め、
思い出に浸りつつ目の前に眉山が近づき始めると、
好みにクルーズも終わりとなる。あっという間の30分。
涼しい川風を受けて、思い出という時間を遡った旅、
心の中の景色を塗り替えていくミニクルーズが終わる。
本当は昨夜、イルミネーションを眺めるクルーズをしたかったけれど、
大勢の人出で乗れなかったため諦めた船旅。
でも、明るいお日様の下で、来し方を振り返るのも悪くなかった。
昨夜見た船体横の「あわぎん」の文字は、貝に貼られたLED。
気付けばシンデレラの魔法の種のような明かりの飾りつけ。
ボードウォークのお店もやっと増えだした日曜のお昼前。
ちょっとした無駄使い、小間物や雑貨を仕入れ、ひやかし・・・。
昨夜の藍染めのポスターを眺め、昼と夜との景色の差に、
嬉しいような哀しいような複雑な気分。
それでも空気は澄んで麗しく、あいも変わらず演舞場からいつものメロディ、
阿波踊りのリズムと歓声が聞こえてくる。
それではラーメン博も兼ねたはなはるフェスタの会場の方へ、
そして、今少し、本場阿波踊りの世界を楽しんで・・・。
会場の人出の多さに、県外からどれくらいお客さん?と思ってしまう。
ラーメン人気は相変わらず物凄い。何しろ徳島ラーメンは百花繚乱。
相も変わらず「中華そば」の看板だったりする。
それでもブームのせいか、店の名を冠した土産物も見かけた。
私は各市町村の特産物ブースを回るのに忙しい。
美味しい海産物、農作物、削り節や梅酢に漬けた筍やコシアブラ。
肉厚の椎茸に柑橘類。欲しいものはどっさりある。
こんなふうに日曜の午後はあっという間に過ぎていく。
そして次に目指すは鳴門。
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