Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ひょうたん島クルーズ

爽やかな朝、上げ膳据え膳も嬉しい旅行の朝、
たった一泊二日の旅の贅沢は、家事もせずのんびりできること。
昨夜はホテルの露天風呂で、月夜のジャグジーを娘と楽しみ、
今朝は徳島の名産をバイキングで楽しむ。
あちらこちら行きたいところはあれど、今日の午前中は
とーちゃんとかーちゃんの思い出のデート再現、
娘を伴って久しぶりのひょうたん島クルーズに。
動画を観たい方は、こちら→

 

 


眉山のふもと、川に抱かれ海を臨む景勝地の県庁所在地、
四国三郎吉野川の恵みをほんの少し、
大河ではなく街中の新町川周辺で、大阪の中之島ならぬ、
川面と橋と歴史が辿れる水上の旅、ミニクルーズ、
それがひょうたん島クルーズの醍醐味。
10年前とは打って変わって綺麗な水を取り戻した川。
LED会場を全て見て回ることは出来なかったけれど、
朝日を浴びてその名残を楽しむことに。

 

 


橋のたもと、空に泳ぐ銀色の魚の群れ。
何時見ても元気が出る懐かしい彫刻だ。
まず新町川沿い、ボードウォークの船着き場まで来て見れば、
先客は水鳥。船頭さんことNPOの方が町の成り立ち、
数多い橋の歴史をかいつまんで説明してくれる。
いつもは何気なく通り過ぎるだろう端の上からの景色と、
とても違って見える川面からの景色。

 

 


水門、水しぶき、振り返れば水面に尾を引いてボートは走る。
その向こうには懐かしい眉山、緑滴る春の姿も麗しい眉山
LEDの色がどんなものなのか、昼間はわからなくなってしまったアート、
川沿いを徳島名産の青石で補修した様子があちらこちらに。
その石の積み上げ方も、様々な模様を織り成して美しく、
かつては城下町だった頃の名残も見えて、趣きのある風情。


 

 

人柱が埋まっている伝説のある橋、満潮時は頭がつかえる橋、
色んな橋の下を通り抜けてぐるりと海近くまで出て、
そしてまた戻ってくると、かつては大勢の人でにぎわった高速艇乗り場、
マリンターミナルからの道が見え、今は閉店してしまった、
10年以上前に結婚式の二次会をした場所が見え、
県庁のまん前に「ケンチョピア」の異名をとるヨットハーバー。


 

 



昨年夏の旅行でランチを取ったフランセ蔵の店を川面から眺め、
思い出に浸りつつ目の前に眉山が近づき始めると、
好みにクルーズも終わりとなる。あっという間の30分。
涼しい川風を受けて、思い出という時間を遡った旅、
心の中の景色を塗り替えていくミニクルーズが終わる。
本当は昨夜、イルミネーションを眺めるクルーズをしたかったけれど、
大勢の人出で乗れなかったため諦めた船旅。
でも、明るいお日様の下で、来し方を振り返るのも悪くなかった。


 

 

 


昨夜見た船体横の「あわぎん」の文字は、貝に貼られたLED。
気付けばシンデレラの魔法の種のような明かりの飾りつけ。
ボードウォークのお店もやっと増えだした日曜のお昼前。
ちょっとした無駄使い、小間物や雑貨を仕入れ、ひやかし・・・。
昨夜の藍染めのポスターを眺め、昼と夜との景色の差に、
嬉しいような哀しいような複雑な気分。
それでも空気は澄んで麗しく、あいも変わらず演舞場からいつものメロディ、
阿波踊りのリズムと歓声が聞こえてくる。


 


それではラーメン博も兼ねたはなはるフェスタの会場の方へ、
そして、今少し、本場阿波踊りの世界を楽しんで・・・。

 


会場の人出の多さに、県外からどれくらいお客さん?と思ってしまう。
ラーメン人気は相変わらず物凄い。何しろ徳島ラーメンは百花繚乱。
相も変わらず「中華そば」の看板だったりする。
それでもブームのせいか、店の名を冠した土産物も見かけた。
私は各市町村の特産物ブースを回るのに忙しい。
美味しい海産物、農作物、削り節や梅酢に漬けた筍やコシアブラ
肉厚の椎茸に柑橘類。欲しいものはどっさりある。

こんなふうに日曜の午後はあっという間に過ぎていく。
そして次に目指すは鳴門。

恐るべきさぬきうどん&怒涛の徳島ラーメン(ブッキングムックシリーズ)

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四国麺読本 (四国旅マガジンGajA MOOK)

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