Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

ストーン・カウンシル 

いい香りだった実家の庭のジャスミンがあっという間に盛りを過ぎ、
入れ替わりに真っ赤なつるバラが咲き始めた。
遊びに行きたい衝動を抑えつつ、家事にいそしむ。


明後日の娘の小学校の先生の家庭訪問を控え、
掃除・洗濯・衣替えにてんてこまい一日。
実家のペン立ての中に斜めに入っていた、
母の和バサミに気付かず、掃除中、ざっくり利き手の人差し指を・・・
切りました。久々にバンドエイドで血が止まらず、
輪ゴムを巻いて止血、ちょっと焦った。


丸1日地掃除にお片づけに明け暮れて疲れて転寝。
気付けば真夜中。また布団に入らず寝てしまった。
それも炬燵をしまった後、何も無い部屋のTVの前でごろ寝。
風邪を引いちゃうじゃないか・・・。
自業自得だけれど、我ながら体に悪い生活。
目が覚めると何と無くスイッチを入れてしまうTV。
老眼になってから、読書よりもパソコンとTVのお世話になる事が
増えたのは、冬の間、炬燵で転寝の悪習慣が関与。


あれ? 何だこの映画? どう見てもフランス人が
東洋系の子供を養子にしているシーン。
人種的偏見や差別はいけないのかもしれないけれど、
日本人が肌の色の違う子供を養子にしたり、
明らかに西洋人の子どもを養子縁組にしたりという例は身近に見ない。
何かなと思って見てみると・・・?


これはホラー? サスペンス? よく訳のわからない映画。
ハッピーエンドにもならない。
フランス人のアジア・エスニック趣味の映画?
それとも旧ソ連への核批判を込めたSFもどき? 
真夜中につまらないものを見てしまったというべきか・・・。
特筆すべきは迫力のある悪役のおばさんが、
あの世紀の美女、カトリーヌ・ドヌーブだったということ。
(私の記憶の中では『シェルブールの雨傘』よりも『昼顔』が一番鮮明)

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ゲンスブールを歌う女たち

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主役の女性は母親としては頑張っていたけれど、
周囲の絡みが今一つで何が何だか? って感じ。
“イタリアの宝石”“世界一の美女”と呼ばれるモニカ・ベルッチ
私の中では今一つぴんと来ないまま、エキセントリックに行動する、
母親厄を演じていたが・・・。この映画のコンセプトは何?


何だかモンゴル系の少数民族を小馬鹿にしたような、
旧弊としたまじないの世界に貶(おとし)めているような、
民俗学的には持ち上げているような、
でも、何が言いたいかよく分からない映画。
筋だけ追って、その場その場の怖さを味わう
「ジェットコースター・ムービー」として作られているので、
映画館ではそれなりの迫力もあり、
それはそれでいいのかもしれないけれど、TV映画として見ると
何だかなあ? の世界。


あんまり? な映画だったので、思わず検索してしまった。
→この解説(つっこみ)を読んで、納得。
公開当時から訳わからん映画だったのね。


でも、日常生活時間をなかなか思うように使えず、
どうでもいいことに流されていく自分としては、
映画の出来を批判している場合ではないか、と反省。
夜中に目が覚めてこんなものを見てしまった・・・。

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