Festina Lente2

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根管治療ができない?

久しぶりに歯内治療科。全く情けない。
いつまで歯医者に通えば良いのか。
おまけに神経の先、根管治療のめどが立たないことがわかった。
歯の根の先が通常よりもかなり折れ曲がっていて、
内部を綺麗に清掃して薬を充填する事は無理だと、レントゲンの結果。
今、わかったのか? この状態は補綴科のレントゲンでもわかったはずなのに、
治療できない可能性のものを、ブリッジを外す為に削りに削って
歯をことごとく痛めた挙句、これ以上に治療は無理?
全くもって嬉しくない。


物凄く大げさにいうならば、がん治療でこれ以上手術しても無理、
患部を開けただけで何も出来ず閉じましたといわれた感じ。
だから、1本の歯のために3本分外して、その1本をこじ開け、
お陰で痛みはひどく、今まで以上に痛み始めているというのに、
「痛くなったらまた連絡ください」で投薬なし。何で?


とうとう我慢できず、自宅の手持ちのロキサニンを飲むことに。
痛み止めは体に良くないし、だんだん利かなくなるし、
勝手に服薬は駄目と分かっていても、通院して投薬されない以上、生活を自衛。
そのために手持ちに抗生剤や鎮痛剤を持つ(少しずつ残しておく)のが
当たり前の生活って、医者から見たら許せんのだろうけれど、どうしようもない。
通いたくても通えんのだもん。貰いたくても貰えないんだもん。
これが患者側の我儘論理だと言われようとも。

歯と歯ぐきを守る新常識 (サイエンス・アイ新書)

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歯はいのち!―気持ちよく噛めて身体が楽になる整体入門 (文春文庫)

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結局痛くない間はそのまま放っておいて、痛くなったら薬で散らす、
そんなふうにしかできないのか。これ以上きちんとできないのか・・・。
かつて治療してくれた歯科医は、これ以上はいじらない方がいいと言ったのは、
歯の根っこの先が折れ曲がっていて、根幹治療が無理だったからか、
今となってはわからない、10ねんいじょう、それより前の昔々の治療。
不惑知命を過ぎ、体のあちこちにガタが来る、
口腔内環境も悪化の一途、弱り目に祟り目、もぐら叩き状態の治療、
予防医学の観点から見れば、最悪パターンなのかもしれない、
このあちこちの歯を、一体どうすれば。


8020運動は遠い。
それ以前に、80歳まで元気に生きていられる自信もないが。
とはいえ、80歳を迎えようという(去年吐血入院した)老父が、
孫かわいさに小学校の田植えに参加するのを心待ち。
この日のために毎年田植えの手伝いをしていたのだと、
やっと孫と一緒に田植えできると心待ちしている姿を見ると、
自分も80歳までは元気でおらなくてはならんのか、などと思ったりもする。
その時、今の私の年には届かない娘。


田植えをするように、インプラントで歯を植えることが出来れば。
噂で聞く新治療で、自分の歯を再生する治療、
歯根から再生? 歯だけを再生?
そんな治療があるならば受けて見たい。
そして、しっかり噛み合わさった歯で、バリバリ齧り、
ガシガシ噛んで、何でも食べてしまいたい。
噛み下してしまいたい。
心身の栄養摂取に、噛んで噛んで噛んで。


impossible dream
見果てぬ夢。どこも悪くない、どこも痛くない状態。
「健康」という裾野の広い世界にあって、目や鼻、歯、
足底、腰、腕、肩、背中、お腹、あちらこちら。
自分を構成するパーツパーツに悩まされつつ、
その他のことにも時間を取られつつ、日々が過ぎていく。
メンテナンスに時間も金もかかるおんぼろ車と同じ、
自分の身体、部品、健康そのもの。
一病息災とはよく言ったもので、一つでない場合、
事態は誠に嘆かわしい・・・。


メンテナンスが利くだけましさ、そう思っていくしかない。
痛む足を引きずりつつ、痛む肩を押さえつつ、
生活が回っているだけ(何とか回せているだけ)
幸せなんだと自分に言い聞かせて。
人間の生活ってこんなふうに、つっかい棒をあちこちに立てて、
真っ直ぐ立っているように見せかけていくものなのかもしれない。
特に年を重ねていくにつれ。
そんなふうに心寂しく、帰宅する今日。

体調不良は歯で治る! (角川oneテーマ21)

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