『プリンス・オブ・ペルシャ―時間の砂』
久々のレディスデー、仕事が早く終わったので、思い立って娘を連れて映画館へ。
こういう荒業は耐えて久しくしていなかったな・・・。
今週はただでさえ予定が立て込んでいるというのに、
こういうのを「憑いた」とでも言えば良いのだろうか。
とにかく見て帰っても夜21時前に帰宅。
シネコンが近所にあるというのは本当に便利だ。
ディズニー映画だといえば、お子様映画の印象が強いが、
活劇兼ロマンスの、王道娯楽映画に仕上がっていた。
何しろ私は砂漠の景色が好き。岩山や砂嵐、駱駝やオアシス、
アラビアンナイトを思わせる薄絹、独特のペルシャの衣装、ターバン、
独特のカーブを持つジャンビア、短剣、ダガー・ナイフの類、
カラスではないがヒカリモノが所々に見られ、お宝を探すストーリー。
子供の頃から刷り込まれたファンタジーのツボに嵌った演出は、
多少の難はあるものの、無邪気に頑張る主人公とお転婆姫の珍道中、
謎解きあり、冒険あり、嘘とごまかし、兄弟争い、父親殺し、
忍者まがいの暗殺隊、怪しげな魔法、神との契約、
何でもありのごった煮のような展開に、ボーっと流されて癒される。
ちなみに、砂漠の出てくる映画で好きなのはこちら。↓
キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット (Blu-ray Disc)
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: Blu-ray
- 購入: 2人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (15件) を見る
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2004/08/18
- メディア: DVD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
- 出版社/メーカー: 東芝デジタルフロンティア
- 発売日: 1998/12/25
- メディア: DVD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
今回は娘の喜びそうなストーリー展開。おまけに正義は勝つ、
正直者は報われる、勧善懲悪的なストーリー展開プラス時間旅行というか、
ミニ back to the future、過去に戻れる。
未来を変える事はできない、では無くて、過去に遡ることで
未来をより良く変えることができる設定。
だから、悪人になぎ倒されていく悲劇の善人達も
めでたく時間が巻き戻され、蘇ることが出来るハッピーエンドの結末。
泣いた後に、良かったと安堵の胸を撫で下ろす事が出来る。
よって、気分良く家路を辿ることが出来た。
プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂 オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: V.A.
- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
- 発売日: 2010/06/02
- メディア: CD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
その時間を遡る鍵となるのが砂時計。神の創りたもうた砂時計は巨大だが、
人間が使いこなせる短剣の中の砂は、僅か1分の巻き戻しというのが面白い。
物語の原型がステレオタイプの末子相続、もしくは末っ子のみ血の繋がりなし、
母の姿が無い王家の父、伯父、兄弟3人に対し、片や女王の君臨する聖なる都。
戦争、策略、暗殺、冤罪、変装、賭け事、罠、駆け引き、逃走劇、
これでもかあれでもかと盛りだくさんのエピソードを詰め込んでいても、
あっさり見る事が出来るのは、監督とディズニーの手腕か。
パンフレットを見れば、なおのこと納得。
製作者は『パイレーツ・オブ・カリビアン』のブラッカイマー。
撮影は『イングリッシュ・ペイシェント』ジョン・シール。
ああ、やっぱり自分の好みのツボだったのねー。
それにしてもダスタンという主人公の名前は、余りよい響きではなかった。
ダストという語感が塵や埃、ついでにお掃除用具、ダス○ンの製品を連想させる。
演技はまあまあ、甘いマスクの笑顔がかわいい。
ヒロインは『タイタンの戦い』にも出ていたが、雰囲気が違っていて良かった。
思い切って観に来て気分転換、4月5月と夜はジム通い、
映画や音楽に浸れる時間は、とっても嬉しい。
単純明快なストーリー、おどろおどろしくない活劇映画は、
・・・わかりやすくて楽だ・・・。
- 作者: ファミ通書籍編集部
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2009/01/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (5件) を見る