Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

コンツェルトクルーズ 

コンツェルトに乗って神戸の街を見ながらクルーズ。
豪華中華料理のバイキングを楽しみながら、
夕暮れの神戸湾を明石海峡まで。
たまたま家人が買い物ついでにくじを引き大当たり。
この乗船券が当たったので、結婚12周年の記念にと、
豪華なお食事は自前で家人と二人、大人の時間を楽しんだ。

 


滅多に来ない神戸、それも普段来ても海辺までは来ない。
若者の町、海辺での買い物や観光、何となく遠慮していたけれど、
平日の午後、休みを取ってきてみれば、街は何と新鮮なんだろう。


海は曇り空のしたでも穏やかに波打っていて、
梅雨の晴れ間というには視界が悪いものの、
それはそれなりに楽しめる霧の景色。

   


神様は上手くしたもので、歯破折の悪夢にうなされる人間に、
ちゃんと今日の予定と言うものを用意している。
そう、チケットがあたったからには、「まだ抜かなくてもいい状態の歯」で、
ご飯を食べることに何の障害もない。

与えられた機会を楽しむこと。
家人がプレゼントしてくれたお食事は、海を眺めながらの、
これが晴れてさえいたら、本当にロマンチックな夕暮れのお食事。

   


霞のかかった明石海峡大橋
何度あの橋の上を行ったり来たりしたことだろう。
大阪と徳島に別れて仕事と育児、単身赴任といえばいいのか、
別居結婚の毎日、よくまあ出産前も出産後も、ここを通って、
あるいは高速船で、またはフェリーで徳島と行ったり来たりしたものだ。


人々が霧の中に見る明石海峡明石大橋を、
淡路島を本州側舞子のあたりを、何ともいえぬ思いで見つめる。
私が徳島に出向いた頃には、大阪から鳴門を経て徳島までの高速船があった。
その高速船も今は無く、この神戸をクルーズする観光船は、
純粋に観光船なので生活の足ではない。


コンツェルトと称するこの観光船で、ピアノの生演奏を聴きながら食事。
夕闇の中、MOSAICなる海辺のマーケットプレイスに戻る。


次の船に乗る人々が待ち構えている。
向こうには明日横浜に向かうと言う豪華客船日本丸
これが見られただけでも良かったか。
一体どんな人々がこの船で旅をしているんだろう。


普段見ることのない海辺の光景。泳げる浜辺ではないけれど、
七夕仕様の繁華街では、厄除けの茅の輪まで飾る用意のよさ。
夕闇の別世界、ハーバーランド
せめて今日は、歯のことを忘れて過ごそうか。