Festina Lente2

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治療計画書提示される

パニクって先週電話した際、主治医はいなかったのでことづてた。
家族にも説明できるよう、自分にもわかるように、
今後の治療計画を書面で明らかにしてくれるように、依頼。
普通の入院であれば、治療計画が渡されることも多いが、
(相変わらず省略して口頭のみの病院も多い)通院で書面要請は、私も初めて。

今日、説明を受けるに従って、歯内治療におけるファイル破折が、
主治医にとっても初めて経験で、当初かなり動転したことが窺えた。
やれやれである。それでも、わかった時点で私に説明がなされず、
2週間のブランクがあったことが、前回での不信と不審を生み出した。
どのように責任説明すればいいのか、あれこれ思案したようだ。


治療計画と方針、善後策を書面で示され、
治療中の歯の根の形がどうあれ、治療をする技術の側の問題が、
患者本人の責任のように(歯根形状や免疫力の状態)受け止められた、
誤解や不安を増大させた前回の説明内容に対する謝罪、
事実がわかった点で早急に説明があって然るべきところを、
2週間放置されたと受け取られかねないブランクがあった点等、
主治医はきちんと謝罪してくれた。


ちなみに、職場の保健指導担当者や家人が心配したような、
顕微鏡使用による治療は、経費負担が掛からないことが判明。
これは全て自費負担であれば、かなりの額になるものだ。
おまけに、歯根内での治療に際し、ファイルが取れない場合、
バイパスを形成して薬を充填するらしい。
まさか歯の中でバイパス手術、理論的に言えば確かにバイパスだが、
小さな根っこの中で大変な自体になっているのが改めて認識された。


私が不安を訴えて、書面での説明要請に関して真摯に受け止めてもらったのは、
主治医の他、2名、計3名の署名捺印の治療計画書で伺うことができた。
主治医が私に説明している間、様子を窺いに来、挨拶までしてくれたから。
上級医としては当然の行動、誠意の表し方、事の処し方であろう。
顔を見せてきちんと対応してくれたことに関しては、感謝している。


ただ、ひたすら気掛かりで問題なのは、歯根内の破折ファイルが取れるかどうか。
根の形状によっては超音波の振動を掛ければ砂の中から浮くように、
ぽんと出てくることもあるらしいが、
私が個人的に調べた限りでは、そんなに簡単に出てくる代物ではないようだ。
必要以上に削れば歯内で感染の可能性は増大する。
何らかの再感染で痛みが出れば、その歯はおしまいなのだ。


破折ファイル、根幹治療用の針が取れる事を心から祈るが、
そうでない場合どのように治療が進むか、その先ばかりが気掛かり。
元々前歯は歯の根の方向が曲がりやすいものだ。
簡単に取れるとは思えない。
書面に書いてあるように治療が施されるのだろうけれど、
どんな治療が為されようが、無事に済んで、骨形成が進み、
破折があろうと無かろうと、大差なく過ごすことができ、
歯そのものがその寿命を全うしてくれることだけを望む。

ベナー解釈的現象学健康と病気における身体性・ケアリング・倫理

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歯の手入れをしていても、目に見えない微細なひびが原因で、
むやみに削り神経を取った為に枯れ木状態になった歯が原因で、
8020運動に程遠い口腔内の環境では、健康は保てない。
歯は目に見える内臓、子育て中にそう教わったからこそ、
超高齢出産後、やはり歯の調子は悪くなったからこそ、
ずっとメンテナンスは行ってきたというのに。


胡瓜は齧るもの、肉は喰いちぎるもの、刺身はかみながら舌で磨り潰し、
玉蜀黍は歯でこそげ落として咀嚼し、皮が歯に挟まらないのが最高。
そう思っている私。元気に美味しく噛んで食べる為に、
正しい発声で話す為に、運動する時に歯を食いしばって力を出す為に、
歯の噛み合せ、神占めた時の感触、顎から骨に伝わってくる振動の響き具合、
みんな気掛かりなことばかり。みんな大事なことばかり。


歯は、見た目だけが大切なのではない。
食べること話すことに不自由な歯は、仕事にならない。
生活が出来ない。傷まなければ大丈夫なのではない。
道具として機能しなければ、そこにぶら下がっているだけでは何にもならない。
噛んだ瞬間圧力がかかり、違和感を生じるようでは何にもならない。
神経質だと思われても構わない。
どんなふうに口の中の感覚が日常生活に影響するか、
経験したもので無ければわからない。


涙目で説明する主治医に、私が願うのは唯一つ。
私の歯をよろしくお願いしますということだけ。
治療が上手く行きますようにということだけ。
歯内治療の先にはまだ補綴治療がある。
噛み合わせを再獲得するまでに道のりは長い。
安心できるまでの道のりは長い。
だから、幸先よく行きますようにと祈るだけ。

顔と口腔の医学生命と病気の謎をミトコンドリアと生体力学で解く

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病気・顎関節症の原因は潜在意識と心と歯にあった ―歯科医自らが克服した

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