「水育」授業
小雨ちらつく中、晴れ女のかーちゃんの威力で波も穏やか、
そのうちだんだん晴れてきた。さすが晴れ女!
船に酔うこともなく大阪市の広報船「夢咲」で、まずは水のお勉強。
「水育」余りきかない言葉だが、最近はこういう言葉が流行り。
「体育」なら昔からあるけれど、「食育」「木育」「服育」など。
その一環として、「水育」。
出前授業も企業の社会貢献・責任の現れ。
(授業中は写真を撮っては駄目なので、残念)
ポリタンク一杯の水を、地球全体の水と仮定。
しかし、地球の表面7割の海水は飲めないので除外。
そして、地下水や南極・北極の氷も除外。
最終的に飲み水に適している水は・・・スポイトで1,2滴。
この視覚を通じての比喩、わかりやすく衝撃的だった。
そんなに飲み水、貴重だったんだ。
子供たちもびっくり。
海遊館の人と一緒に、船の停止可能な水域にて特殊な装置で海水を採取。
ネットで漉した海水の中にうごめくプランクトン。
うごめく小さな生物たちを眺めながら、解説を聞く。
裸眼で見える海老の稚魚、ヤムシなど、海の水の中には生き物が一杯。
室内のパソコン画像でケンミジンコ、カニ、フジツボ、などを見せてもらう。
ちなみに目からうろこの解説。
プランクトンというのは、生活スタイルで、
フラフラ浮かんで漂っているものは、プランクトンだそう。
要は自力で動けないもの。
あの悪名高いどでかい越前くらげも、プランクトンなんだそう。
常に小さなかわいいものを連想していただけに、ショック。
それから、広報船「夢咲(ゆめさき)」の艦内を案内してもらい、
子供たちはキャプテン帽を被って、操舵席で記念撮影。
船長さんもサービスするのに大変。
船の説明がもう少しあってもいいかなと思ったけれど。
それにしても大阪湾の景色は面白い。
葱坊主を乗っけたような、あの派手な建物は実はごみの焼却所。
まるでガウディに「ため張った」ような建築物。
再び船内で水の飲み比べ。サントリー提供の水は、
阿蘇・奥大山・南アルプス、ヴィッテル・コントレックス・ペリエ。
それぞれ硬度の違う水を飲むと、その違いがよくわかる。
コントレックスの飲みにくさ、ペリエのガスときたらもう・・・。
硬水で、更に炭酸水と来ると、日本の水の味とは比べようもない。
お土産に奥大山の水1本、水育book、ノート、ペットボトルホルダー、
三色ボールペン、タオルハンカチ、エコフェスタのファイル、
試飲したサントリー製品の解説(硬度と特徴)書を貰った。
至れり尽くせりである。企業イメージの向上と社会貢献に。
外を見るとサントリーのトリス君が描かれた船が走っている。
船を下りて、チヌの(クロダイ)の稚魚の放流に参加した。
なかなか待っている時間がだるかったけれど、
あのクロダイの稚魚を間近に見ることができて、
おまけに金魚すくいよりも豪快に網でバケツにすくえて、
すぐ傍の海辺に放流できるのだから滅多にない機会。
娘も喜んで参加した。中高生も以外と並んでいた。
それにしても、3・4回に分けて放流したが、
何の注意もされずイベントが行われるため、
バケツに入れる稚魚は最初の回の子供達がごっそりすくってしまい、
後からすくう子供達は、水槽が空いて元気に泳ぎ回る稚魚に
網の速さが追いつかない。なかなかすくう事ができず・・・。
これもまあいい経験か。魚って元々泳ぐのが速いもの。
金魚を同じに考えちゃ、いかんわな。
さて、おなかが空いた。朝も早かったし。
天保山マーケット・プレイス。何とトルコ料理のバイキングがある。
お値段もまあまあ、味もそこそこ。
少々日本人好みにはなっていたが。
エスニック好きの我が家にもってこい。
たらふく食べたはいいが、帰宅後また出かける娘が気が付いた。
「私の水筒は?」
そりゃ持ち主が持って帰ってきていなければ、あるはずがない。
本人いわくとーちゃんに預けた。とーちゃんいわく娘に渡した。
あんた達の責任のなすり合いに付き合う気はない。
即、店に電話するかーちゃん。
・・・やはり忘れて来ている。
明日は休日出勤の代休日だというのに、通院ついでに
取りに行かねばなるまい。やれやれ・・・。
まあ、阪急のイバラード展にも行くつもりだったから
大阪まで出かけるのは、やぶさかではないが・・・。
なんて時間のロスだ。本当は正倉院展に行きたかったのに。
盛り沢山の本日の出来事おまけ付き。
やれやれ。
- 作者: 東京大学「水の知」(サントリー)編,沖大幹、大熊孝、蔵治光一郎、溝口勝、徳永朋祥、清野聡子、小倉紀雄、滝沢智、浅見真理、加藤篤、中山幹康、西村弘、樋口直樹、吉村和就,沖大幹
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