Festina Lente2

Festina Lente(ゆっくりいそげ)から移行しました

異国情緒? 亜細亜街道

ここは四国は香川県丸亀市にあるニューレオマワールド
白亜の館、いや、ホテル、レオマの森にて爽やかな一泊・・・?
浴衣ってどうしても寝相よく出来ないねえ。
普段の習慣からどんなに夜遅く寝ても5時ごろには目が覚めちゃう。
漫画コーナーの『モンスター』のラスト、4、5巻を一気読み。
温泉、プール、バイキング、卓球に漫画コーナー。
なかなか使い勝手のいいホテルだ。
部屋でインターネットは出来ないけれど、ビジネスホテルじゃない。
遊ぶため、寛ぐための場所なんだから。
爽やかな空気のせいか、体が軽い。

    


という訳で、家族を起こして元気に朝食。
朝湯に入るぐらい私は元気だが、みんなはねぼすけ。
どうして旅行中って、こんなに食が進むんだろう。
昨日とは異なるメニュー、嬉しいなあ。
少しずつ色んなものを一杯、これが本当に楽しい。


朝食後、かつてリトルワールドだった場所、
ベビーカーの子供づれでは見に行くことが出来なかった場所に、
出向いてみることにした。今では亜細亜街道と名前を変え、
従来よりも狭い範囲を整備して公開しているようだ。
山の中腹から頂上に掛けて、よくもまあ広大な場所に、
こんなミニワールドを作り上げたこと。
バブル期の情熱は各地にエキゾチックなエスニック仕様の
レストランだの何だのを建てた時期があったが、
よくもまあ、こんな施設を。

    

    


ここは、アラビアか? インドネシアか?
カンボジア? はたまたネパール? チベット
モスクがあり仏教、いや、これはヒンズー寺院、
そして、山道に旗が立てられマニ車が回る寺院が。
昔はもっと色々な建物があったようだが、管理し切れないのだろう。

    

    


冬場でこれだけ凄いのであれば、春夏の花が咲く時期は、
もっと綺麗に違いない。うらぶれた感が強い遺跡風の展示だが、
おそらく現地から技師を呼んで建てた筈。
人気のない閑散としたかつてのリトルワールドが、
いっそう古代の遺跡らしい雰囲気を醸し出していて、
情緒豊かに感じられるのが皮肉で、不思議なくらい。

    

    


鼻の長い象の神様ガーネシュや、ブラフマン
ネパール仏教の人骨を使った楽器類も展示されていた、
色彩も鮮やかな精緻な建築物の内部、
今日は思いのほか日差しの強い晴天のため、
気温が低くなければ南国、本当に異国に旅した気分。

    

    


遊園地とは打って変わって、宗教上の聖地のような、
はたまた讃岐富士を崇め奉るような気持ちで作ったのか、
展望台からの眺め。まるで日本ではないものが、
八百万の神々の箱庭のような美しい讃岐平野、
絶景を見下ろす一等地に建てられている。
不思議な世界、不思議な旧リトルワールド、亜細亜街道。

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